漢字ブームはまだまだ続く

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海外で漢字がブームだ。

海外発のサーフブランドやストリートファッションのブランドでも漢字が使われている。もちろん意味をなす物も多い。「根性」とか「勝利」、「幸福」などをよく見かける。海外の友達に聞いてみたことがある、なぜ漢字がいいの?と。するとこういう答えが返って来た。書体がおしゃれでかっこいい。形で選んでから意味を選ぶ。

いい意味でも、形が気に入ったら選ばないと。これはその人の意見だが、そういう風に言う人が多いとも言っていた。アートとしておそらく形で選んでいる。さらにいうと、そのブームは入れ墨にも及んでいる。海外の方は日本人に比べて入れ墨を入れている方が多い。(世界中のかたをみたわけではないので、個人的な印象にすぎない。欧米のかたとしておこう)

形から入ることが多いことからだと思うが、なかにはおもしろい漢字を入れている人がいる。待ち行く人の入れ墨をみながら歩き、その中から漢字を見つけるのがマイブームになっている。なかなか面白い物も多い。

意味を持っていれているなあというので多いのは「努力」「愛」「幸福」「友達」これらは結構見る。微妙だなあと思うのは「実力」「真実」わからないでもないが、これを単体で日本人が入れるかとなると微妙である。

さて、そろそろおちに入ろう。強烈に面白いのがやはりある。これは今回の旅で見つけた訳ではないのだが、今までで最高によかったのがある。それは「台所」

右腕の前腕に彫ってあった。形で選んだのだとは思うが、もしかしたらコックさんとか板前さんかも。「包丁」にしようかだいぶ迷ったと思う。

その「台所」を5年前に発見してから昨日それをみつけるまで私の中ではどうどうの1位だった。それをついに抜く入れ墨を発見した。ドラッグストアーで、歯磨き粉を探しているその娘の、左手に漢字が彫ってあるのを発見した。喜んだ私は2歩3歩近づいた。ついにその全容があきらかになった。そこに彫られていたのは、なんと「古本横田」。

身内か本人かが古本屋をやってるかも知れないのでなんとも言えないが、度肝を抜かれた。ついに「台所」が1位の座を明け渡すときがやって来た。

これからもしばらく漢字タトゥーを探す旅は続けようと思う。「古本横田」を抜くタトゥーをみつけたい。

追伸:Tシャツ編。漢字ではないが見つけたおもしろTシャツ。外国の方が身につけていたそのTシャツはゴジラの絵にカタカナで「ピザ」