好きなことだけやって生きている河村操のある1日

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昨日は朝9時起床。最近はすっかり夜型になっている。

深夜1時を過ぎたあたりから、ドンドン空気が澄んでくる感じがする。闇が悪い空気や音をすべて飲み込んでしまうかのように静かになる。早朝は誰にも邪魔されることなく仕事ができるからと早起きを薦める人や本も多いが、深夜の静けさもあながち捨てたものでもない。

それでも9時に起きてしまうと、なんとなく罪の意識にさいなまれるから、長い年月をかけてついた習慣というか慣習というのはおそろしいものである。

起きてすぐに行なうのは、最後の最後まで依存するであろうカフェインの象徴と言えるコーヒーをいれること。色々なものに依存し、その依存を断ってきたが、カフェインへの依存は最後まで残る気がする。白糖への依存も甲乙つけがたいがブックメーカーのオッズではカフェインが優勢。最後に残る依存はカフェインだろう。

何十年も1日最低3杯を飲み続けているコーヒー。さぞかしこだわりが強いだろうと思われるだろうが全然そんなことはない。唯一のこだわりは、その抽出方式がドリップかどうかだけ。ネルでも紙でもいいが、サイフォン式やエスプレッソ式はこのまない。

たいして高くない粉を使っているからかもしれないが、ドリップが一番おいしく飲める。焙煎したて、挽きたてがおいしいというのはわかっているが、私は、はやめに粉にしてあって、時間が経った酸化したコーヒーのほうがどちらかというと好きで、そういう意味においてこだわりがあるといえばあるし、ないといえばない。アルコールならメチルアルコールでもええで、というのに、近いかも知れない。

顔を洗って、できあがったコーヒーをカップに入れ、河村総合研究所の主任アナリストの席につく。自宅の中にあるので通勤時間は0。9時に起きても9時5分から仕事に入れるというのは何とも魅力的ではある。

起きてすぐに電源をいれたMacBookProは、デスクトップ画面が立ち上がり、グーグルクロームのアイコンを押してfacebookを立ち上げる。右横にある新しいタブでgoogledriveを立ち上げ、早速、書くという作業にはいる。

MacBookを持ってスタバで作業するのが、絶対にカッコイイと思って購入したのだが、わたしみたいな、おしゃれではないおっさんが使うことによって、その地位を低下させたことを本当に申し訳なく思っている。フォルムのださい、普通のPCを使うべきだった。

私の仕事のほとんどがこの書く作業。独立してから、1日を通してイベントがあるという日以外は、ほぼ毎日8000字を書き、そのうち6000字を世に放っている。残りの2000字は小説を書いている。もうすでに5本くらいの小説を秘密裏に書き上げ、各種新人賞に応募しているが、いっこうに審査を通過する気配がない。なかなか難しい。

残りの6000字はコンテンツの作成。わたしはプロのライターではないので、書くこと自体がお金になることはない。書いて、興味を持ってもらった人が、見込みのお客さんになり、その中の人が、セミナーやプログラムやカリキュラムを買ってくれてはじめて売り上げになる。

お金になるかどうか、今日のこの6000字は本当に必要だったのか、逆にマイナスではなかったのかなど、思いながら、今日も書いている。今日は『営業マン河村操のコミュニケーション術』の配信日(無料なのでよろしければご登録を)だめだめ営業マンが仕事を通じて、スーパーな営業マンに変わっていく様子を描きながら、コミュニケーションはなんぞやということについて書いている。

1時間ほどそれを書いた後、今日は月1回の操会へ参加するため京都へ。操会は、ずっと参加していた京都ブレックファーストクラブという朝食会に、わたしが仕事の都合で参加できなくなったので、寂しいともらしていたのを聞いた友が、じゃあ、昼やったらどう?ってことで始めてもらったランチ会。

特になにってことはなく、ただただ、話をするだけの会だ。12時に集まり、13時半に解散する。だらだらと話をするだけ、たいした話をすることなく、この日も親睦を深めて終わった。今回が34回目なので、もう3年弱続いていることになる。そろそろ辞めようかという話が昨日はでた。

で、その後は京都に行ったら必ずよる烏丸六角にあるモスカフェ。ここがいい、超落ち着いて、書く作業がすすむすすむ。残りの5000字を書くためにここに腰を据え、夕方まで書きまくった。残念ながら、昨日は試験中の高校生が群れをなして勉強しにきていたので、非常にうるさかったが、まあ、それでもそこはモスカフェ。それをも吸収してくれる器量を持つ。

そこでコーヒーをみたびのみ、アイスカフェモカを飲みながら、残りの5000字を書いて、その日の作業は終了。歩いて京都駅まで行って、JR琵琶湖線の新快速で草津まで戻り、自宅に戻った。

食事をとったあと、再びデスクに向かい、依頼されている、コミュニケーション向上に関するカリキュラムとプログラムの草案。アイデアはドンドンでるのだが、これを形にするのが大変。この作業はなかなかしんどいが、まあ産みの苦しみを楽しむという感じでやっている。

これが昨日1日の仕事。プログラムづくりは深夜4時まで続いた。

基本的に書くことも人にあうことも、考えることも好きなので、すべての作業が楽しくてしかたないのだが、これがお金になる保証は何一つないのだ。好きなことで仕事をするということは、こういうこと。なかなかお金に変わらないプレッシャーは半端ない。

これに耐えられない人がけっこういる。強いハートが必要になる。自分を信じて、まあ、なんとかなるだろうとか、絶対に何とかしてやるという感じがないと難しい。意外にこういうので挫折する人が多いので、注意が必要。すきなことで生きてくのは楽しいけど、簡単ではない。

覚悟してがんばって欲しい。