主観 客観 俯瞰

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主観・客観・俯瞰。

何かに取り組むとき、3つの概念を取り入れるようにしている。チームで何かを作るより、自分1人で物事を作り上げることが多い。仕事を進めやすいと言う反面、偏りがちになるので注意している。色々試してみた結果、上記3つの概念を順番に使うことで、ある程度偏りのないものがだせるようになってきた。

3カンマーケティングと呼んでいるがどんなもんだろう。方法はこうだ。

例えば、オリジナルのゴルフコース攻略法を考えるとする。私はゴルフが大好きなので、効率の良い攻略法について常に考えている。どうすれば、より少ない打数であがることが出来るかを常に考えている。

この分野は私より得意な人がいっぱいいる。手も足も出ない攻略方法がいっぱいある。でも、わたしはこれ凄いからやってみ、と言われてもほんと凄そうですね。これでやってみます、とはならない。こればっかりは、性格だから仕方ない。

ついついその攻略法の穴と非論理的な部分を探してしまう、嫌なやつなのである。もちろん、その方法を試してみる。たしかにこの部分はいいけどここは、違うなあとなる。そうなると大変だ、それこそ国内外の文献をよみあさり、徹底的に研究する。

色々な文献を参考にしつつ、それこそ、他の分野からも持ってくる。そして、徹底的に主観で考える。それと、これを組み合わせるはどうかなあ、まったく相反する概念だよ。それは、ありえないよ、と人が言おうが関係ない。自分の信じた道を行く。納得するまで、進む。全然方向がちがったって、参考文献が参考になってなくたって関係ない。それこそとことんいく。

これが主観。自分の観点で物事を見る。これが、とても大事だと思っている。どこからつつかれても自分の考えを言えるというところまで、いかないと意味がないと思っている。ちょっと、つつかれたから、そこを変えるという程度だとあまり意味がないと思っている。これは私の主観だから間違っているかも知れないけど、そうすべきだと思っている。

そのほうがいいのだ。自分の考えがとことんあれば、どこから何を言われても回答することが出来る。それはとても大事。実は、それを持っている方が、その考えが間違いだと言うことに気づいたときに変えやすい。

例えば、ゴルフスイング。クラブを握るのは右手が下で左手が上。(右うちの場合)これを待ちがえて、左手が下で、右手を上に握っていたとする。それが正しいと信じて、やっていたとする。ところがある日、誰かに、そのうち方間違っているよと言われたとする。他の人に聞いてみる。どうも私の持ち方が違っていたようだ。よし、なおそう。となった。

そのとき、左手が下でずっと来てたので、それが間違いだとはっきりわかる。ところが、スイングごとに右を上にしたり、下にしたり、あまり執着せずにやっていたとしたらどうだろうか。ただしいのは右が下と教えてもらっても、また別の日に、やったとして、どっちだったかなあとならないだろうか。

私はサーフィンを教えている。前足に乗り過ぎている人を矯正している。これを直すとき、前足に徹底して乗り過ぎていた人のほうが直しやすい。なぜなら、その感覚がからだに染みついているからだ。あたらしい動き、後ろに乗ると言う事を教えた時に、違和感がでる。その、違和感が正解だと言うことがわかるのだ。

自分1人で練習するときに、この違和感が正解なんだと確信できる。そういう人のほうが伸びる。あまり意識して前足に乗ってなかった人は、いまいち違いがわからないとおっしゃる。そんなケースが多いのだ。

だから、それが正解でも間違いでもいい。まずは、あなたの考え、あなたの信じた方法で徹底的に主観でやる、というのが大切なのだ。と私は思う。

この考えが正解かどうかなんて、わからない。これが私の主観だ。

長くなったので今回はここまでにします。このあと、この主観を、客観的にみて、さらに俯瞰するという方法に関してまた、次回書きたいと思います。