上達の秘訣その1

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昔は教師になりたくて教員免許を取得したほど教えることが好きで、今も英語を始め、サーフィン、プレゼン、セールス、マーケティング、コミュニケーション、ゴルフなどを教得ることを生業としている。

教師には縁がなく(実際は試験に受からず)なれなかったが、教えていることで飯を食えているのだから、夢はかなっていると言えよう。

さて、教えることを始めてから、もう何年も経つ。たくさんの教え子を上達させたり、させなかったりしてきたが、上達する秘訣があるような気がしてきた。

まずその1を今日お伝えするが、絶対にしたほうがいいのが、よい師を選ぶこと。徹底的にここはこだわって欲しい。探しまくって、その人と接触しまくって、相性とか、その人の素性とか、教えるやりかたとかを調べて徹底して調べ、よい師を選んで頂きたい。

そして選んだら、もう迷うことなくその人を信じ、全てを預けて、徹底的に支持に従え。

この2点が上達の秘訣となる。あたり前に聞こえるかも知れないが、これを徹底している人は、全然いない。逆にごく少数のこれをできている人は著しく上達している。

わたしの周りにも、何かを上達したくて、それに取り組んでいるのに、全然上達しない人がたくさんいる。この人たちの多くは、師を死に物狂いで選び、死に物狂いで、それに取り組むってことをやっていない。スペインの古いことわざにこういうのがある。私は好きで座右の銘のひとつにしているのだが、それは、これ。

『神は言った。選べ、そして全力を尽くせ』

神が言ううんぬんはまあいいのだが、ホリエモンもこれに似たようなことを最近出した本の出版にあたってのインタビューの中で言っていた。ちゃんと選んだら、まずは、それを、とんでもないくらいやりまくらないとだめだよ、みたいなことを

ビジネスとかでも、あっちフラフラ、こっちフラフラして、師匠を変え、メンターを変えてやっている人がいるが、見ていられないほど、上手く行っていない。あたらしい手法とかがあれば、そっちが良さそうに思えて、次々に師を変えているのだが、結局これも、全力で選んでいないからというのにもつながる。

師を選ぶ

で、どういった師を選べばいいかという話なのだが、師にとって一番大切なスキルは、全体を見る力と位置を把握する力。どういことかというと、まず、例えば、英会話の先生を探しているとする。その時に大切なのは、その人が英会話とはなにか、英語でコミュニケーションをとるというのはどういうことなのかについて、その学習法も含めて精通している必要があるということ。

英会話とは何か、それにはどういうことが必要なのかが見えているというのはとても大切。まず、それが見えていないと話しにならないと思っておこう。まずは、分かる範囲で、この人どこまで知っているのだろうってのを見て師を選ぼう。

次は、位置。

あなたが、その全体の中で、どの位置にいるのかというのを把握することができる人であることが大切である。全体がこうで、ゴールが決まっている。その中で、今あなたが、どのくらいのレベルにあるのかという位置を把握できる師匠でないと困る。

これがメニューだから、じゃあやってと言われてもどこから手をつけていいかわからない。それを一瞬で、判断できる眼を持った師匠なら、あなたのやることは明確になる。

全力を尽くす

そうなったら、もう後は簡単。やるだけだ。この人はという師匠をみつけて、その師匠が、あなたの位置を完璧に把握し、カリキュラムを作ってくれたら、あとはそれを信じてやるだけだ。先程も書いたが、あなたが、のめり込めなかったのは、師匠を選ぶ段階がいい加減だったからだ。

師匠さえしっかり選べれば、ここはそんなに大変ではない。目標に向かって、全力を尽くすことに、自然となっていることだろう。

わたくしごとで恐縮なのだが、私は、今教えている科目については全て、全体をわかっていると思っているし、クライアントさんや生徒さんが、どの位置にいるかを一瞬で見抜く神眼を持っている。

サーフィンの弟子から、師匠の一番の売りで、誰も持っていないのは、その眼ですよ。ほとんどの人に見えていないものが見えていると言われて、それ以降、それを売りにしている。

上手くなりたいと思っているが、なかなか上達できない、例えば、ゴルファーやサーファーは、私を1時間とか2時間とか雇って、診てもらうのが最も速い上達法だと思う。

いまいちど、見直し、あなたの師はどこにいるか見つめなおすのはいい方法だと思う。