セミナー群雄割拠

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セミナーや講座がますます増え、何かを学ぼうとする人にとってはとてもいい時代になったと言えるが主催者側や講師にとって過当競争の時代に突入したと言えよう。

ウィークデーに開催されるものも多いが、サラリーマンやOLをターゲットにしたものはどうしたって週末に重なることになる。盆休みやゴールデンウィークおよび行楽シーズンの連休などは、どうしたって集客が厳しいので避けるとすると、1年で開催できる日は思っているほど多くない。

週末でも土曜日は人気だ。学ぶのが好きなサラリーマンも月曜の出社を考えると日曜日はゆっくりしたい、そうなると圧倒的に有利なのは土曜日。1年は52週。上述の特定日を避けると実質45日くらいしかないだろう。

そうなってくると完全に競合する。同じようなターゲットを狙ったセミナーが同じ日に開催されるようになってくる。日程ばかりではなく予算の都合もある。潤沢にお小遣いをもらっている人は少ないとなると、そう何回もセミナーに参加できない。必然厳選するようになってくる。

これからコンテンツの質をあげないと、セミナー講師はますます苦しくなってくる。それに加え相変わらずセミナー講師になろうぜ講座は盛況だ。1時間に何人というペースでおそらく講師が生まれているだろう。さらに過当競争は続く。

本物を作り、本物の提供を行わないとやがて淘汰されていくことになるだろう。当方もそこに関わっている限り、さらに本気でかかっていかないといけない。競合を過剰に意識する必要はないが、自身では最高と思えるものを作って行く必要がある。

ものすごく参加したいセミナーがあったのに自主開催の日と被っている。そういうことも起こってくるのである。