前提がおかしい人が多い。あまり語られることはないが、強烈に気になる。
こういう人って多いじゃないですか、こういうことって良くあるじゃないですか、私ってこうだってよく言われるんですけどなどから始まる文章や会話。ん？それって、ほんまによく言われてる？ほんまに、あなたってそんな感じ？となる
そうなると、そこにとらえられて、そのあとの話が聞けなくなる。いやいや、よく、言われるってことはないよ、とか、ほんまにそんな事思ってるやろかってなる。
なぜそうなるのか。それは、そのあとに展開される話に整合性や根拠をもたせたいから。そのあとに続く話を主張したいから。そこに誘導したいから。営業マンが自社の商品を紹介する時に、こうなりがち。一般的に言われていない情報をもってきて、前提に使い、いかにもよく語られているように話しながら、自社製品を売り込む。
上手く行く場合が多いが、その前提があまりにも極端で一般的でもないに関わらず、よくいわれてますけどとはじめ、相手がん？となると終わる。商談じゃない時も、そういう話をされると、うーんってなる。
前提を話す時、こういうことってあるじゃないですか、って言うとき、それが、本当に良くあることなのか、出来るだけ客観的に見たほうがよい。
この記事も実は、前提を出すことから始まっている。私の出した、前提ははたして一般的なのだろうか