本当にそれはいいのか

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凄いものに遭遇したとする。今まで生きてきたなかでも最高級に属する素晴らしいものだったとする。例えがあったほうがいいなあ、人にしよう。ある著名人から生き方について、心を揺れ動かされる衝撃的な話しを聞いたとする。あなたはそれを聞いてこれからの人生を素晴らしいものに出来ると確信し実際にそれを行った結果少しよい方向に進んできたとする。

あなたはその人のとりこになる。3ヶ月ほどたったときその人がなんと地元の町の公民館で講演会をするという。あなたは興奮し何を置いてもそのスケジュールを優先し話しを聞きに行った。前よりもさらに良かった。私は本当に幸せだこの人に出会えて良かった。

とても素晴らしい。その人があなたの人生を良い方向に導いてくれたという点においてとても素晴らしい。実際にそうである。ところがここに危険が潜んでいる。あなたはこの時点でその人が話す内容よりその人に魅せられている可能性が出てくる。はじめはその人のことなんか知らないからコンテンツ(内容)を評価するしかない。そうしたはずだ。2回目はどうだろうか。1回目ほど純粋にきけただろうか。

回が進むうちにその人が言うなら間違いないとなってくるケースは非常に多い。恋は盲目、あばたもえくぼである。もちろんコンテンツだけに着目して良い悪いを判断している人もいるし、そういうケースもある。皆が皆そうだとは言わないがそういうケースが多いというのも事実である。

企業や個人がするブランディングはここを逆手に取ったものである。今一度コンテンツに着目する習慣をつけないといけないと思う。きゃりーちゃんが歌う歌は今のところ全て最高である。出す曲出す曲最高である。でも気をつけないと今後はどうなるか解らないから注意していこうと思う。もうすでに毒されているのを私はきっと気付いていない。