コーチングや自己啓発系に必ず出てくる目標設定。たいせつであり私も使っている。私の記憶にまちがいがなければザック就任時のコミットメントはワールドカップに連れて行くだった。ワールドカップ出場が決まって目標を再設定したが、3年位はその目標でチームを作ってきたとしたら、コーチング的に言うと目標設定が低すぎたと言わざるをえない。なんとも残念な話だ。
では、目標が高ければよかったのかというとそうでもないと言える。本田は目標を優勝としていた。これはワールドカップというものに照準を当てると最高の目標設定で充分高いと言える。残念ながらそれもかなわなかった。
本田やイチローは目標を具体的にイメージして書いたから夢がかなったと言う。イオンは夢ノートと言って本田の本を確か1000円位で販売している。それを買って夢を書いた少年少女はどうしているのだろう。
ここではっきりさせておく。ザックも本田も悪くない。本田なんて特に、夢を大きく持てと言っているが、持てば必ず叶うとは言ってないのである。具体的にノートに書けば潜在意識が動き出すことは間違いないが、勝手に叶うのでない。それを元に体が脳が心が目標に向かうから叶う可能性があがるという話である。それだけの事でそれ以上でも以下でもない。
目標の設定は絶対に必要。今日15時に大阪駅に行くと決めなければ絶対にいくことができない。だから私も本田もザックも小学生も目標はこれからも立てる。そして立てた目標に対して最大限努力する。それが叶うか叶わないかは結果であり、実はたいした問題ではないのである。