知っているのに知らんふり

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コミュニケーションする時の裏ワザの代表格と言えるかも知れませんね。営業マン時代は多用していました。

「え、ほんまですか?全然しりませんでした」

どうやこれ、すごいやろ〜っていうクライアントさんを何人も抱えていた私は1日に何回もこのセリフをはいていました。それこそ不信になるほど。俺って、こんな生き方いていいのやろうかと随分悩みました。かなり、精神的に来ていた私は一度正直に言ってみました。

「ええ、それは、そうなりますよね」

と、そんなことは周知の事実ですよばりに答えて見ました。その人はあきらかに機嫌をそこねられ、決まる商談も決まらなくなりました。正直であることは褒められることですが、ウソも方便という言葉も、やはり間違ってないなと思いました。

(写真はイメージです)
この裏ワザ、自分はあまり何もモノゴトを知らない可愛らしい人間ですとアピールするときに使うこともあります。わたしは対クライアントで充分使ってきたので、非常時をのぞいて使うことはありませんが、これで可愛らしさを演じる人もいます。

機能すればものすごく効果があらわれる裏ワザですが、それが見透かされた時は、もちろんですが、最悪の印象になります。嫌なクライアントにモノを売る必要がなくなった今、効果絶大だが精神的にものすごく追い込まれるこのワザを使うことがありませんが、もし使われる人がいれば充分注意が必要です。

さあ、あなたは、それでもこのワザ使いますか?