先生の数だけ上達法はあると思うが、河村総合研究所英語事業部が提供するプログラムはなかなか使える。
アウトプットを強烈に意識したインプットをするからだ。スカイプ英語塾の塾生が増えてきたが、生徒の皆さんは皆泣きながらやっている。例えばThis is a pen.という文章を徹底的に分解するからだ。品詞はなにか、文型は、aは何を修飾している、isは他動詞か自動詞か、完全が不完全か等々、徹底的にやる。
さすがにうっとうしいと思う。これくらいの文章すっと読ませろよってなる。ところが、それはさせない。この場合のisは不完全自動詞。目的語をとらないから自動詞で、補語を必要とするから不完全と答えてもらう。
これが難しい。最初はこんがらがって全然言えない。ところが回数を重ねていくと確実に言えるようになってくる。そしてそれはやがて潜在意識に潜り込み、文法用語を介さずに英語を英語として理解できるようになる。
文法が必要かどうかという議論がたまに起こるが論じるまでもなく必要だ。言語は単語という最小ユニットをルールにのっとて並べるものだからだ。This a pen is.では意味がわからない。
これをどう習うかだ。子供はthis pen isとかthis is penとか親が言っているのを真似し、間違い、間違いを指摘されながら修正し覚えていく。親から学べない我々は文法というルールを使って習えばいいのだ。もちろん、ネィティブの英会話の先生を親代わりにし数を聞き、数を話すという方法もある。どちらでもいい。
でも我々は理解力が子供より圧倒的に高い、高度な理屈も理解できる。そして日本語にものすごく精通している。その日本語を使って英語を学ぶのはすこぶる効率がよい。
ちなみに当塾ではあまり和訳をしない。英文を頭から読み、この英文が何について言ってるのかを日本語で言ってもらう。これは和訳とは少し違う。英語でインプットして、脳の中にイメージを作って、それを日本語で表現してもらっている感じだ。英訳も同じ。日本語で聞いたイメージを脳の中に浮かべ英語でアウトプットする。
英語塾は始まってまだまもないので、ペラペラ話しだす人はでていないが、将来そうなると確信している。今日も2コマ埋まったので最大で3人くらいかな。脳の中に英語の回路ができるとネットでも違和感なく海外サイトにいけます。
この違和感をなくすことが第一義ですね。これがなくなると凄いことになる。それは充分可能だ。ちなみに私のtoeicは670点。670点の人が語っているということを踏まえてお読み頂ければさいわいです。