英語学習法

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I talk him. 私は彼と話すと言う日本語を英語で言うとと聞くとこのような英文を書く人は結構多い。残念ながら正解ではない。正解はI talk with him. だ。英語にはルールがあり、これを文法というが、文法的に述べると、人と話すときには、talkは自動詞として使う。

自動詞は目的語をとることができないので、himを直接置くわけにはいかない。したがって、彼と話すとするには前置詞であるwithを置く。ちなみに、彼に話しかけるというかんじだとtoを使い、I talk to him. となる。なぜ、こういうことが起こってしまうのか。

ひとつの原因として英訳するという行為にある。私は彼と話す、もしくは話し合うというときに、和英辞典で話すを引く。するとtalkが該当すると出てくる。私はIだと知っていて、彼をはhimだと知っている。彼をにheと知ないことから、ある程度の知識はある。で、そのtalkを話すに当てて、上のような文章を作ってしまうのだ。

このような間違いでなくても、日本語を英語に訳すことをやってしまうと、文法的には正しいが、あまりその言い方はしないなあと言う英語を作ってしまうことになる。sleepは寝るだが「寝るわ」と言う時にI sleep. とは言わない。寝るわの時はI go to bed. と通常は言う。

英訳をやってしまうと、こういう事を結構やってしまう。では、これを避けるにはどうすればいいのか。そう、もうお分かりだと思うが、ネィティブが使っている英語を借りてくればいい。どういうことか?たくさん英文を読めばいいのだ。例えば、ネィティブの子供向けの本を読みまくれば、おかあさん、もう寝るねというシーンなんて何度も出てくる。 You should go to bed. なんかも出てくる。そうやって、何度も触れることで、彼らが使う英文をものにする。この方法が一番だ。

ある程度英語を学んできた人なら、彼は先生ですってのをHe is a teacher. とおそらく言える。これをHe am a teacher. とはしない。これは間違いだと感覚的にわかるのだ。これは文法的に間違っているのだが、いちいち、amは1人称の時に使うbeの現在形だ。3人称の時はisだから、これは間違いだと脳の中でこのように考え判断を下している人はいない。

直感で間違いだと気づく。ところが最初はそういう風に習っている人が多い。中学生の比較的早い時期にHe のときはisだよと習っている。文法的な解説がそこに、入ってたかどうかはわからないが、何度も先生から教わっているはずだ。それを何度も繰り返し、何度も出会うことで定着してきたのだ。脳が無意識に反応するまでに。

これの究極はネィティブが母国語を習う過程だ。お母さんから正しい母国語を何度も聞き、間違いながら覚えていく。我々が日本語を習ってきたのがこの方法だ。

どうだろうか、英語を習う時に文法をやるかどうかって言う議論は不毛じゃないだろうか。結局間違った英語を排除し正しい英語を知りそれを定着しているのだ。その時に、文法の知識を意識的に使うか、使わずに何度も繰り返し定着させるか。どちらを選んでもいいし、決めなくてもいい、臨機応変に使うということもできる。

河村総研英語塾ではこういう語学学習の本質をとらえて日々生徒に英語を教えている。英文を徹底的に分解して読むことで、何故こうなるかを文法の利点を最大限使って、最短距離で英語を正しく読む方法を行なっている。

頭に正しい英語の読み方、完璧な分解をしながら英文をどんどん読むことで、あたまに勘を蓄えているようなものだ。究極はHe eat an apple. と言おうとすると強烈な違和感がでるまでに英語に触れることだ。heは三人称の現在単数なのでeatにsをつけないといけない。初期の文法なので、みなご存知だろうが、これを無意識で話す中でつけるのは、なかなか大変だ。He eats an apple.といきなり、言えるようになれば相当だ。

これは繰り返し正しく理解しながら英文を読めばできるようになってくる。我々はその最短の方法として文法を使いまくるという方法をとっている。知識がついてくると、どんどんスピードがあがる。そしてその文法知識をかいすることなく、無意識で判断できるようになってくる。そうなればかなり英語を使いこなすことができるのだ。

英語学習法は色々ある。河村総研はこういう方法をとっている。興味がある人はお問い合わせを是非。