違う

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違う。その返事はおかしい、と思う時がある。今日もそういうシーンに出くわしたので書いておく。ずーっと言いたかった事。ことあるごとに文章にしようと思ってたのだが、いざ書こうとした時に表現できないというジレンマがずっと続いていた。本日ようやく文字に出来そうなので書くことにした。

勉強会をおこなっていた。講師の方が「では次にAの項目をBに移動して入力してみて下さい」という。知っているものにとっては一瞬で終わるものなのだが、そうでない人にとっては多少時間を要す。それ自体は問題ない、時間をかけて、人に聞いてやればいい。今日は3人の方がこの作業で戸惑った。

「ちょっと、待って下さいねえ、えーっとどうすればいいのかなあ」とつぶやくように作業に取り組む人、Aさんとする。このAさんと、BさんCさんが少し掛かっている。他の参加者は待っている。そんなに難しい作業でもないので、周りの人に助けられながら終わる。まず、Bさんが「出来ました」と手を上げる。続いてCさんも「すみません。終わりました」後はAさん、まだかなあって待っている。なかなか声がしない。

フとAさんを見ると作業をしていない。すっと前をみて座っている。それに気づいた講師が「Aさん、出来ましたか」と聞いた。するとAさん「出来てますけど」

講師は一瞬えっ、となりながらもじゃあ続きましてと始めた。違うやろ。違いますよね。質問に対する答えにはなってるけど、ただしい返事ではないですよね。全然違う。でも実はこういう感じで返事をする人が多い。なんなんだろうか、時間がかかった事をカッコ悪いとでも思っているのだろうか。心配で聞いているのに、出来てますけど何かって感じの解答だ。

その後それが続いた。3回続いて、4回目ついに参加者の1人がきれた。「ちょっと、Aさん、さっきからなんや、その返事は。作業の度にあなたが遅れて、それを皆待ってるねん。もちろん、これはそういうクラスやから待つのは問題ない。だけど、あんたの態度はなんね。講師が心配して聞いてんのに、出来てますけど何かって感じ、あかんやろ」と。

出来ないから習いにきている。出来ないのは仕方ない。でも、これは個人レッスンではない。みなで一緒に習っている。それに対する配慮は最低限必要なのではないだろうか。

ようやく書けた。ここに登場するAさん見たいなタイプの方、たまに出くわす。なんともやりきれない気持ちになって言葉に起こそうとするもナカナカ出来なかった。今回は是が非でもとその場でメモをとりこうしてブログにする事が出来た。

このAさんが正しいかどうか何かはわからない。ただただ、書きたかったのだ。