選択と決定

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人生の岐路というほど大げさなものでなくとも我々は日々選択と決定を行なっている。今日は外食。王将にしようか、それともすき家か。明日の朝の食パンいつもの80円のにしようか、150円から50円引きの高級食パンにしようか。

早期退職制度。これを機に念願だった独立を果たそうか、それとも残って会社員をつづけようか。結婚するかしないか、離婚するのか、こんなものと割り切って続けるか。

決めないと行けない時がある。決める。

決めたら最後、決めたほうに邁進するしかない。ところがほとんどの人間が選ばなかった道を後悔することになる。もしかしたら会社に残ったほうが良かったのではないか、あのとき貞子を選んでいたら、彼女はテレビから出てきたりしなかたのではないだろうか。

内定をA社に決めたけどB社にしてたら今頃もっと楽しかったのではないだろうか。

それはまったく無駄な時間をすごしている。考えたってAを選んだからしかたがない。大概の場合、選んだほうでいやな結果を感じたから、選ばなかったほうのいい結果を想像する。

選びかたが良かったから良い結果を得たのにそのときは、選ばなかったほうの検証を行なわない。

選んだから得た結果もおおいのである。後悔は時間の無駄だ。パラレルワールドは存在しない。