友達の姉ちゃんの娘の彼氏のフィリップと語学学習について話した

シェアする

英語を習うというのではなく、英語の学習法を習うなら、英語がペラペラのアメリカ人からより、日本語をペラペラ話すアメリカ人からのほうがいいと思わないか。ああ、アメリカ人ってのは比喩ね、英語のネィティブスピーカーって意味ね。

我々は、第2外国語として英語を学ぶわけだ。だったら、第2外国語として日本語をマスターしている人に、どうやって身につけたのって聞くのはすごく意味がある。フィリップは、日本語がペラペラだった。だから、聞いた

「フィリップ、how do you study Japanese?」

と。ちなみに英語で聞いたのは、周りにいた、わたしの友達に、俺が英語話せるよっていうのを見せないといけなかったからだ、もちろん、日本語で聞けばいい。フィルはこころよく答えてくれた。わたしは、わたしが、行なってきた英語学習法が正しいかどうかってことを確認したく聞いた。いや、ちがった。俺の学習法を知ってくれている、友達が、フィリップに聞いてくれたのだった

「フィリップさん、この人、みさおは、語学学習にグラマーがとても大切だと言っている。まずは、文法をやれって言ってるんだけど、あってる?」

と。するとフィルは答えた。

「うん、とても大事。文法をやって、構文を覚えて、それに、あたらしく覚えた単語を、どんどん、当てはめていくんだよ」

と。おお、りあり〜?って俺は興奮気味に言った。さらに聞いてると、日本語もそのパターンで勉強したのだと。高校で2年間。大学でも1年、そして日本にきたと。フィルはかなり、話せる。そして、今翻訳の仕事をはじめたんだと、漢字もだいぶ読めるようになってきた。

ああ、自分が指導してきた方法は間違ってないんだなと思った。生徒さんは、徐々に話せるようになってきた。引き続き、この方法で進めていけばいいんだと、とてもいい気分になったのだが、あらためて、そのときに気がついた。多くの日本人が、なぜ英語を話せるようにならないか。

これは、前に友達が言ってたことで、印象に残っているのだが、やはり、そうだと思った。大きな理由のひとつであるそれは

必要がないからだ。

そう、多くの人にとって、英語が、今スグ必要ではないのだ。わたしの生徒さんで、かなり順調に英語力を伸ばしている人がいるが、ここにきて止まりそうになっている。そう、必要性とモチベーションが低い。で、どうなるの、わたし、英語話せるからってなんなのってなっている。

なので、まず、あなたが、英語を話す必要があるのだという、モチベーションをみつけていただきたい。社名でTOEICの点数をあげないといけないとか、いつも行くバーのイケメン店員が英語しか話せない。祇園のラウンジにきたベッピンさんが中国人留学生だとか、そういうの。

それをまず見つける。見つけたら、いい先生を見つけよう。実績があり、絶対の自信がある英語学習法をもっている先生。そういう人を見つけたら、迷わずついていこう。

そうそう、友達の息子さんが今5歳で、英会話スクールに通わせてるんだけど、それって、いいの?ってフィルに聞いてたんだけど、それに対してフィルは、子供のほうが、吸収がはやいから、それはそれでいいと思うけど、別に、いくつから始めてもマスターできるから、どうしても子供の時にってのは、ないよっていう感じの回答をしてた。

わたしもそう思う。子供の時に学ぶと圧倒的に有利なのは発音だけど、それは語学をマスターするうえの、ファースト・プライオリティーではない気がする。わたしは、もともと英語の音やイントネーションが好きというところから英語学習を始めてるので、一時、発音に異常なほど執着したが、今は全然ない。

逆にカツカツと途切れまくる、日本人が話す英語が、らしさもあってカッコイイとさえ思っている。ハリウッド、アクトレス!と舌マキマキのものまね英語より断然クールだ。もちろん、ネィティブのために、それぞれの音を出来るだけ、正確に違いを明確に伝える必要はあるが、かならずしも、ネィティブみたいになる必要なないのだ。

グローバルな時代になり英語が必修の時代がくると言われ、国をもあげて英語教育にとりくんでいるが、それと同じ位のスピードで、コンピューターによる通訳や翻訳が進化している。

英語を学びたいというモチベーションのある人が、やればいいと思う。もちろん、わたしは、モチベーションが高いので、さらなる使い手になるため日々努力していく。英語はツール。とっととマスターしてしまうって手はある。