プロのライターになった記念すべき日。キーボードとサーフボードと共に生きていく。

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ダンサーが日々踊りまくるように、アーティストが来る日来る日も作品を紡ぎだすように、営業マンが雨の日も風の日も商品を売りまくるように、365日朝から晩まで文字を書いてきた。

この3年間で書いた文字数は7,700,000字。400字詰原稿用紙にして実に19,000枚。そのかいあって、ついに文章が売れた。プロのライターとして事業がたったのだ。これほどうれしいことはない。

もちろん今までのコンテンツもビジネスに使われていた。直接的にお金は発生しないが、間接的にはとんでもない額の売り上げをあげてきた。だが、文章そのものが売れたというのは、今回がほぼ始めてなのだ。
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これで本質的にはパソコン一台あればどこにいても飯を食えるという礎ができたことになる。サーフボードとスノーボードとパソコンとテントを四輪駆動の軽トラに積んで、全国を夏はサーフィン、冬はスノボを積んで旅しまくるということもできるのだ。

もちろん、まだようやく記事をひとつ買ってもらっただけなので、始まったばかりなのだが、それは小さな一歩ですが、とても大きな一歩なのです。書くことで飯が食えたらと思ってずっと書いてきたので、まあ、これは相当嬉しいわけで。

「よしわかった、あなたのその文章買おうじゃないか」となったのだから。これほど幸せなことはないのである。これからはプロとして、引き続き文章を日々書きまくり、その精度と面白さをとんでもないレベルにまですべく、日々精進していく所存です。

よい文章を書くには大量のインプットがいる。情報であったり知識であったり、経験や体験も必要である。芸術や自然などの美しいものに触れて感性も磨く必要がある。これでサーフィンも堂々と行ける。文章力をあげるためにサーフィンしているのだと言える。

文章に関して、自分で可能な限り客観的に見てみると、書き始めた時と比べて、格段に誤字脱字が少なくなった。これはホント不思議なのだが、確実に減っているのだ。書いてきたから、慣れてきて、ミスが少なくなったと言うことなのだろうか。

あと、感じの開きかたや閉じかたが上手くなった。難しい漢字を、変換されたからと言って、そのまま使っていたことが随分あったが、最近はいい感じに使えるようになってきた。これも大きな変化で、随分読みやすくなってきているように思う。

あと一文が長いものが増えてきた。以前は意識的に、読みやすいよう一文を短くしていたが、少し書けるようになってくると、長くても、違う意味にとらえられづらい書き方ができるようになってきたので、長めで遊んだりできるようになった。とはいえ、短い文のほうが圧倒的に読みやすいので、そこは長くなり過ぎやいようにはしている。

海に行って、波がなかったら文章を書いて、疲れたら海に入って、移動して、風景や音を脳に入れて感性を磨いて、山に行って木を切り倒して、疲れたら山を滑って、テントを張って寝る。朝起きて、風の音、川の音、木々の匂いをかいで、感性を磨き、また海に向かう。そして書く。
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アメリカのコラムニスト、マルコム・グラッドウェルはその著書『天才、成功する人々の法則』のなかで、10000時間やれば何でもプロになれると言っている。

この3年間は1日5時間ほど、その前の6年間は1日1時間程度書いてきた。365×5×3+365×1×6=7665時間。あと2500時間かけばプロになれる。そう考えると、このあたりで一定の結果がでたのは、そうかけ離れていないと言えるだろう。

いずれにせよ、ネット以降、書くということが求められることが多くなった。文章そのものを売る売らないはおいておいて、やはり書くということはいいような気がする。これからも日々書いていくことにする。

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