ゴルフの話
ドライバーのヘッドスピードというのがある。ドライバーで球を打つ瞬間のドライバーヘッドの通過スピードを測る。ある程度飛距離が予測出来る。一般アマチュアのヘッドスピードの平均は42〜3と言ったところだと思う。男子プロで47〜48。アマチュア男子の飛ばしやで48〜50。欧米のプロの平均は50くらいだと思われる。数字は推測なので、そう思って読んで頂きたいのだが、大きく離れていないと思う。
ゴルフは飛べば飛ぶほど有利になるが、それは、正確性がある程度ともなってということになる。私のヘッドスピードは47くらい。目標は50。思い切り振って50で、試合でコントロールして47くらいというのが理想だが、今は目一杯で47ほど、今後あげて行きたい。そう思って頑張ってきたが少し状況が変わる事態が発生した。
先週日本のトーナメントで優勝したルークドナルド。昨年の欧州ツアーとアメリカツアー、両方で賞金王になったすごい人。この人が飛ばない。ヘッドスピードが47。プロの中では飛ばない部類になる。
その彼、慎重も175センチでそれほど大きくない。昔、タイガーやエルス、ビジェイシンと言ったプロを見たときは、これは日本人勝てないなと思うほどでかかったが、ルークが勝てるなら、日本人も充分チャンスがある。
ドライバーは飛距離を求めていない。ドライバーのシャフトは長ければ長いほど、ヘッドスピードがはやくなり飛ぶが、彼のは43.5インチ。10年以上前のドライバーで使われていた長さだ。いまは44インチを超える長さを使う人がほとんど。
このドライバーで確実にフェアウェーをとらえる。そしてアイアンでグリーンに乗せ簡単にパーを重ねて行く。そして、好きあらばバーディーを狙いスコアーをあげてくる。
彼がすごいのはパット。なんと500ホール連続スリーパットなしという記録があるらしい。パットが抜群に上手いのだ。彼を見てちょっと考え方が変わった。いたずらに飛距離を求めずパットやアプローチを磨くのも必要だなと。
もちろん飛んだほうが圧倒的に有利なのでそちらもがんばるが、片手落ちにならないようにする必要がある。ちなみに私はミズノのアイアンを使っている。ルークもそうだ。