セミナー講師など人まえに立ってはなすという事

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発声の仕方、立ち居振る舞い、論理的なストーリー構成、熱意や通る声、聞きやすい話し方など色々必要なことはありますが、それをマスターする前に身につけておいたほうがよいものがあります。それは場を見る、場を知るスキルです。

そうですコミュニケーションの基本と同じでアウトプットの前にインプットです。あなたの話を聞いている相手がどういう状況なのかを見る力や知る力が要求されます。これは、なくてもセミナーできますが、持っている人と持っていない人では全然変わってきます。

プレゼン上達講座で講師として立っているのに、サーフィンの上達法について話をしてはいけません。そんな、ばかな、そんなんするわけないと思わるでしょうが、さすがに、ここまで極端な事はないにしても、近いことをやっちまっている方は多いですし、わたしもやっちゃいます。

予定していた話を始めた瞬間に、あれ、なんか違う、この話を聞きたい人はこの会場にいないという感じになります。

そうなんです、それを感じる能力が必要なのです。はなし始めて、それを感じれば軌道修正すれば問題はありません。ところが、その能力がなければ、関係なく自分のしたい話ばかりしてしまい、お客さんを置いてきぼりにしてしまうんです。

この能力は一朝一夕で身につくものではないので、それを本当に身につけたいと思う人以外には負担が大きすぎるのでお薦めしませんが、もし、それを身につけたいというなら、後天的にもトレーニングを積めばかなりのところまで行くことができます。

まずは場を見る力をつけましょう。場を見る力をつけたら、つぎは場を知る力をつけますが、まずは見ましょう。そして、見る方法なんですが、場をいきなり見るのは骨が折れるので、練習として人をみましょう。しっかり見てみてください。この人は話す時にどういう顔をするのか、笑っているのか、眉間にしわを寄せているのか。

わたしが話している時、この人はどういう顔をしてきいているのか、などまずは相手の顔を顔色を徹底的に伺うのです。今まで意識したことがない人にとっては、それだけで、かなり色々なことが見えてきます。

まずは場を見る能力をつける、その前段階として人を見ましょう。話し方より先に学ぶことって多いのです。