京は寒い。ではなく今日は寒い。

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例えば今日、冬型の気圧配置でとても寒い。昨日はさほどでもなく、12月の京都にしてはあたたかかった。

昨日の夜に京都に入った、東京からきた観光客のご婦人がいる。京都市内のホテルに泊まっている。今日は朝から京都市内観光。ホテルで早めの朝食をすまし、ロビーから外に出た。冬型の気圧配置なので北風が強くとても寒い。

「やっぱり、京都は寒いねえ。東京と全然違う。」半分正解。京都は盆地なので東京より確実に寒い。でも、こんかいご婦人たちが寒いと感じたのは昨日の東京と比べてである。今日の東京は昨日の東京より格段に寒い。昨日の東京と今日の京都では、違っている点が2点あるので、どちらの要因で寒く感じるのか判断できない。

この話はフィクションだが、よくこういう会話を耳にする。

もし私が、その話を聞いたら「ご婦人がた、もしおっしゃるなら今日は寒いのほうがよいですよ。」と言って立ち去るだろう。

わたしは、めんどくさい男です。