河村総合研究所の社会における役割

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それに適した人間がその役割りをまっとうすればいいのではないのだろうかと言うのが私の持論だ。いつも書くがこれは私のブログであり、私の主観でのみ書かれているので、わざわざ書く必要もないのだが、わざわざ誤解を招く必要もないので書く。これは私利私欲にまみれた主観である。

河村総研は世の中にある事象のうち私たちが得意とする分野について調査分析研究を行なう機関だ。不得意及び興味がない分野はまったくやらない。というかできないからほったらかしである。それはそれが得意な方に任せればいいのだ。それはすなわち、現在弊所が第一人者だと自負を持って研究している部門であっても、弊所より適任となる機関や人があらわれれば即刻その方にお任せする。それは自分たちしか出来ない部分ではないからだ。

何だと〜、俺たちがやっていた部門に新規参入だと、よし、絶対負けるな、競合について調べてこっちはもっと上回れとはならない。したがってそういう意味での競合調査は必要ないのだ。

そういう思いと理念を持って7年弱調査分析を行ってきた。極めて一般的なカテゴリーの研究にも関わらず競合はまだない。マーケットもあり新規の優秀な機関や人が参入してきてもおかしくない分野なのにまだないのだ。なぜだろうと不思議に思っていたが、その理由が最近わかった。

我々はそのカテゴリーのもっとも基礎的な部分を研究してきたからだ。いやいや当然基礎が大事なのは皆わかっている。そこを分析している機関もある。それでも我々が競合しない理由は基礎の見直しを行っているからだ。

このカテゴリーの基礎ってこうだよねってのはもうほとんど出尽くしている。それに触れた人は、やっぱそうだよね、そしてそれは大事だよねえとなる。ところが我々は違う。それってほんまに基礎か?ってところからはいる。

そして基礎の横とか底を掘ってみる。さらに分解できないか叩いてみる。横からのぞいてみる。そうしてそれが本当の基礎かと見てみると、それは意外にステレオタイプな意見で実はもっと底に、その破片に基礎が見いだされることがある。

我々はそこをやっている。そればっかりやっている。そして我々なりに、これはもうこれ以上掘れない、これ以上細かく出来ないところまで分解したら、今度はそれをひっつけて基盤を作る。その基盤をお客さんに提供している。

今のところそこまで踏み込んでくる研究機関はない。まあお金にならないという理由もあるのだろう。でも私たちは、それを続ける。誰もやらないし、それがとても大切であるとわかっているから。

それによって出来上がった基礎をモノゴトを修得する一番最初に学んでほしいというのが私たちの願いである。色々やってきてわかったことがある。実はその基盤である基礎部分。思っている以上に薄い。たいしてやることはない。だから、あなたが応用を習いに行く前に、テクニックを習いに行く前に、ちょっと寄って行ってほしい。そして、その薄い薄い基盤をさっと身に付けていただきたい。

その基盤は薄いけれど強固だ。それがあるのとないのとでは、上に積み上げる応用の出来が全然違ってくると我々は思っている。ですので、是非だまされたと思って寄って行ってほしい。

河村総研がお届けする基底事項は本当に薄くてすぐに学べるから。