マーケティングの話を少し

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永谷園が1本軸の通った戦略で市場を席巻してきたように感じた。最近のCMを見た私の印象で語っているまったくの主観なので、あまり天気の良くない週末の午後のお時間、時間つぶし程度にお読みいただけると幸いだ。

今テレビで流れている永谷園のCM。戦略の中心にそえているのは「ご飯を食べよう」だ。永谷園はお茶漬けのもとや、麻婆春雨など、白いご飯によく合う商品を売っている。

それ自体は昔から変わらない、ご飯に合うよと言ってきた。今回、おっと思ったのは、それをガッツリ前面に出してきたところ。うちは、ご飯に合う商品をつくっているんですよ、と言ってきた。

さらに、最近ご飯を食べなくなってきた日本人に、日本人でしょ、もっとご飯食べようぜとも付け加えて言ってきた。市場を広げて、さらに、打ち出しを明確にして、ご飯のおかずNO1の座は俺たちがとるぜという姿勢が明確で気持がいい。

最近企業の理念をしっかり打ち出してきているところが多い。企業理念に賛同し、その商品を買うというお客さんが相当数いるからだ。

例えばマツダ。ハイブリッドを作らず、ディーゼルエンジンで勝負している。日本においてディーゼルは、昭和時代に町を走っていた、黒い煙をはくトラックのイメージがまだあり、なかなかシェアをとれないが、ヨーロッパではCO2排出量の少ないディーゼルがたくさん走っている。

それに賛同しマツダにのるという人もいるだろう。

今回永谷園は明確に理念を打ち出してきた。わかりやすいってのが、とても大切だ。我が社の商品はこれで、ここに向かっているよというのを明確に示している。

暗闇で懐中電灯をつかって行き先を照らしているような明確さがいる。なるほど、わかりやすいって消費者がなり、買うということは普通におこる。

人間はわかりにくいものには手をだせない。フラッシュライトマーケティングとでも名付けようか。

御社のあなたの商品やサービスがわからないのは、もしかしたら、お客様にとって、わかりづらいものになっているのかもしれない。今一度見なおしてみてはいかがでしょうか。弊所の理念も今一度見なおしてみることにします。

商売においてとても大切なマーケティングについても、東大阪ビジネススクールでは教えています。机上で学ぶ理論ではなく、実践や経験からえたマーケティングを中心にWEB戦略も含めてお伝えしていきます。

昨日から2期生の募集が始まりました。興味があるかたは是非こちらのページを御覧ください、詳細があります。

永谷園については、もうひとつマーケティング的にみておもしろい部分があるのでまた書きたいと思います。