堀江貴文が近畿大学で卒業生に向けて話したインターネット的

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ネットでも話題になりつつある堀江貴文さんが大学を卒業して社会に出て行く人に向けて贈った講話がとても、好きなことをして生きていく上で必要なことについてや、好きなことをして生きていく上で必要なツールであるインターネットについてはなしているので興味がある人は見ていただきたい。


16分という比較的ながい動画だが、見てみるとすぐに終わる。詳細についてはみていただくということで書くのを避けるが、この話が卒業する学生に作用するのは、おそらく何年もあとであるし、これが作用しない人もとても多いと思う。

ホリエモンは動画の中で、今まであたりまえだと思っていた社会、会社に就職して家族を持って定年まで勤めてというのが、10年後20年後にあるということはおそらくないだろうと言っている。そのための論理も丁寧に展開し、聞いている人のほとんどが納得し、そうだよな、絶対に続くことはないよなと思っている。

聞いている私たちは、確実にその変化を見ているし、ホリエモンが言っていることが、間違いなく起こると、確信めいた感覚を持つと思う。本当にそうだ、これを肝に銘じて、考えながら生きていこうと聞いている人の大半が思っている。

ところが残念なことに、ほとんどの学生がこの話を、この動画をみた私たちも、このすてきな話を忘れてしまう。この話を聞いた学生は、就職した会社で研修を受けながら、日々の新しく覚えないといけないことに追われる。ホリエモンの話もどこかに行ってしまっている。

ホリエモンはああいったものの、目の前に会社はあるし、そこで、おそろしい数の社員が働いている。売上も日々あがっているし、利益もあがっている。先輩や上司は鬼のような勢いで働いている。まさか、この現実が近い将来に、変化するなんて思えない。

やがて、卒業式で聞いた、大いに感動したホリエモンの話は、昔見た映画のワンシーンのようになってくる。そういえば、そんなこと言ってたよな、あれって現実だったけってなる。そして実際に、ホリエモンはああいったが、ほとんどの人の周りではおこらない。

先輩がリストラされ、大企業と言われていた会社が倒産し、吸収合併されるなんてことはおこらない。その変化はグローバル化によって早くなったと言われてはいるが、自分の周りではおこらないし、また起こったとしてもとてもゆっくりなので気づかないのだ。

これが本質の弱点だ。

まちがいなく、ホリエモンの言ったように進むのだが、それでも全ての会社が潰れるわけではないし、吸収されるわけではない。すごいいいことを聞いたけど、それが起こるのは対岸なのだ。対岸の火事にしか思えない。

ホリエモンは講演のなかでインターネットという言葉をだした。随分古くさい感じがする言葉だなあと言う印象がある。世界とつながる、すごいものであるインターネットも、日本に入ってきておそらく12,3年経過する。それは、古い感じがしてもしかたない。でも裏を返せば、それだけあたり前になってきて、確実に社会を変えているということにもなる。

好きなことをして生きていこうとする人には必修のこの話。確実に受け取り、今すぐ、実践することで、今後の社会を生きていく上で優位に働くのはまちがいないだろう。

使い古された感のあるインターネットを、どう使いこなしていくか。ホリエモンが言っているように、まずは発信しまくるというのがいいかもしれない。