20年間セールスマンだったわたしが、マーケターになった経緯は?

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大学卒業後22年間セールスマンとしてクスリを売りまくっていました。入社当時はマーケティングなどという言葉さえなく、勤めていた会社にもマーケティング部はありませんでした。 その後に、マーケティングというものが導入され、マーケターがはいってきたときは、何じゃそれ?スーパーマーケットの手法をとりいれるのか、くらいの知識しかありませんでした。

そして、やがて、それが何であるかを知るにいたり、どうも、セールスと相反する、対抗するものだというような認識をもち、絶対にそんなものに頼らず、営業は足で稼ぐのじゃと、お得意さんに足繁く通って、売りまくっていました。

それがいわゆる、あえて名前をつけるならアウトバウンドマーケティングと言われる方法で、お客さんが、こちらに興味を持っているかどうかを考えるより先に、営業をかけまくるという手法です。それが、よいかどうかは、ここでは論じませんが、そうやって売ってきました。

一方でマーケティングはその逆で、とくに、わたしが今とりくんでいるコンテンツマーケティングという手法はインバウンドマーケティングというものに属するもので、アプローチはまったく正反対です。極論的に言うと、お客さんのほうから、自社の商品やサービスにアプローチしてもらう方法です。

そのための方法のひとつとしてのコンテンツマーケティングで、これは、自社の商品やサービスに関連するお役に立てるような話や情報を、コンテンツをつくって積極的に提供します。

そこでは商品やサービスの案内をしません。弊社は、お客さんが困っているこういうことに対して、情報を提供しているんです、いい会社でしょ、こんなことを考えているんですよって、ぶっちゃけると、そういうアプローチです。

それをお客さんが読んだり見たりして、ああ、この会社なら、この人なら安心して、商品やサービスをうけれるなということになり、お客さんのほうから、商品やサービスが掲載されているwebサイトや、実際の店舗に出向いてもらったりするというやりかたです。

わたしが、独立して、一番最初に手がけた事業は、サーフィンスクールですが、この事業のアプローチは完全にインバウンドマーケティングの方法です。お客様に一切売り込むことをせずに、コンテンツでお客様にやくにたつ情報をひたすら提供するというアプローチから始めました。

2年間は、まったく商売けを出さずにブログだけを書きまくりました。 実際は商売気をだすどころか、それを商売にするつもりさえなかったのですが、結果的にわたしがとった方法は典型的なインバウンドマーケティングになったのです。

気づけば、今現在、4つの事業を行なっていますが、その全てがインバウンドマーケティングでやっています。自分から営業をかけるということをまったくやっていない。どの事業も、それなりに売上が立っていますが、すべて0から始めたものです。
あるとき、ともだちに、それって一切お金掛けずにやってるんやろ、それはすごいよと言われて、おお、すごいなあとなり、俺ってマーケターじゃない?ってことになり、このたびマーケター宣言をするにいたったのです。

3年間1日6000字をコンテンツ作成にあて、書きまくって作りまくって配信しまくった結果、メディアからの取材が殺到し、講演の依頼もそこそこくるようになりました。

そしたら、その方法を知りたいという人がでてきたので、このたびAnti Sales Marketingという会社を、コンテンツマーケティングの専門会社としてたちあげたいうことなのです。

実際に、どうやって、そうやってきたのかについて、これから日々、コンテンツをAnti Sales Marketingのサイトで積み上げていきますので、興味がある人はそちらをお気に入りにいれておいてください。