起業家のこころがまえ。失敗したらどうしよう?

シェアする

NO WAYである。

失敗しますから安心してください。起業してからというものの順風満帆で成功まできたっていう人なんてほとんどいません。準備段階も含めれば限りなく0に近いでしょう。ビジネスプランを立てて、試験的にやってみたら全然だめってのが普通です。

もしあなたが儲かるビジネスではなく、あなたが好きなコトや趣味で食っていこうとするなら、余計に失敗の率はあがります。そこに需要があるかどうかもわからないですからね。

ではどうするか。

バイトしましょう。幸いなことにこの国には仕事がいっぱいあります。アベノミクスのおかげで、そこら中で人材不足です。50歳を迎えようと言う私にもバイトの口はいっぱいあります。モスバーガーやコンビニは最近シニア層の採用が増えてきました。客も高齢化しているからでしょうね、対応する側も高齢でもいいじゃないかということでしょう。

起業の夢があり、いつか成功したいと強い思いがあるなら、上手くいかない時は死ぬ気でバイトすれば食っていくことはできます。芸人やミュージシャンや作家などのアーティストってほとんどそうでしょう。食えないからバイトする。食えるようになるまではバイトで食いつなぐ。

でも起業家になると、こういう声をまったく聞きません。おそらくですが、そうさせないのはプライドや世間体です。脱サラして、一国一城の主になろうと飛び出したものの、上手くいかない。ビジネスに失敗したからバイトするなんて、カッコ悪いってのがあるのでしょう。

あなたが好きなことで食いたいならなおさらです。そんなに簡単ではないし、需要側に完全にあわせるのが難しいからです。でもどうしても、それで食って行きたい、生きていきたいなら、そのビジネスが軌道になるまで、バイトでもなんでもすればいいのです。

自分の志をつらぬき、世間の人に伝えたいことがあるんだ。だから、おれはあきらめられない。そのためだったらなんだってするって覚悟があっていい。

わたしの友達でも複数の仕事を掛け持ちしながら、自分の夢を追い続けている人もいます。どうしても会社をたちあげたくて、金がなかったから、深夜シフトの時給のいい工場で数ヶ月働き、お金を手にしてそれで起業した人もいます。

起業って価値をお金にかえるものですが、なかなかどうして時間がかかります。それまでの間、バイトで食いつなぐってのは全然ありだと思います。カッコ悪いなんてとんでもない。むしろカッコイイです。