フリー(スモールビジネス)

フリーという本がある。

読み直した。デジタルコンテンツは無料になりたがっているという事が書いてあった。コンテンツが無料になりどこでお金をもらうのか。

完結に書くと人は時間を短縮するためにお金を払うというのが一点。たとえば、私が書いているサーフィン上達法のコンテンツ。基本的にすべて無料で書いている。ブログでその方法を全部書いている。その記事数は800を超え期間は6年を超えている。

先日読者の方とお話をする機会があった。数人の人から、お金を出すのでまとめてくれというのだ。全部読んでいる時間がない。その人たちが言うには、時間があるひとは全部よめばいい。ない人はお金を払うのでまとめて欲しいというのだ。

人は時間を短縮するためにお金を払う。

そういわれたら私もそうすることがある。東京への移動。値段で言えば高速バスが安い。そのつぎに<ぷらっとこだま>安い。でも私はのぞみでいく。時間を買っている。

フリーの戦略には色々ある。ここから先は有料とする手段もある。やり方はあなたが選べばいいと思う。私はそこから先を有料とするのを避けた。理由はこうだ。どこからを優良にするかを決めるのがめんどくさかったからだ。出来る人はすれば良いと思う。

クラウドなんかはわかりやすい。25GBまでは無料。それ以上なら有料とか。

あとは最近読んだ本、グレートフルデイズというバンドのマーケティング。詳細は本書にゆずるが要約すると彼らはライブでお金をとる。音源は無料で開放してなんとライブでの録音を許可している。自由にシェアしても良いと言っている。

私もその方法をとっている。ライブだけは有料だ。スクールやセミナーは有料ですよと。ノウハウは全部だしていますが、生で聞きたい人はどうぞ、というスタイル。

このブログもあたりまえだが無料で書いています。有料への誘導がある可能性は充分あります。みなさま注意してお読みくださいませ。これをポジショントークといいます。

 

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脳はブラックボックス

週末なので軽めのコラムと宣伝

脳はブラックボックスだというのが私の考え。

同じものを見て同じものを聞き同じ本を読んでもそれぞれの脳から違うものが出てくる。当たり前と言えば当たり前、脳の中にあるツールとリソースを使ってそれぞれのインプットを分析する。違うアウトプットがでてくるのは当たり前。

でてくるアウトプットには個性がのってくる。そのアウトプットは誰かにとってとても興味深いものかも知れない。もちろん万人に受けるという事はない、どうでもいい人にとってはどうでもいい。

きっとこのブログに興味を持ってくれる人がいるだろうと発信しつづけて約半年が過ぎた。記事数は118。これが119話だ。継続はまさに力なりである。とうとうこのブログから企画が生まれた。その名もなんと<みさお会>デビューでいきなり冠番組を持つようなものだ。

このブログやfacebookで私の事に興味を持ってくださった美女3人からオファーがあった。どうしても考えて欲しい事があるというのだ。疑問に思っている事を私のブラックボックスに放り込んでみたいそうなのだ。私はこれをよろこんで受ける事にした。おっさん5人からのオファーならおそらく受けなかったが美女3人。受けない手はない。

もちろん受けるからにはそれなりにエンターティメントあるものにしたい。そこで本領発揮。そう、思考芸人だ。思考芸人としてのデビューもここになりそうだ。美女が出してくれたお題をブラックボックスで熟考する。そのまま出してもおもしろくないので、そこにいち芸もる。

 

 

自分の持ってるものを棚卸しし発信することでムーブメントが起こった。来年の1月以降にスタートしようとしているプロジェクトもこれに元をなす。

<みさお会>は9月のはじめにスタートする予定。楽しみだ。

あなたのブラックボックスの中身を見たい人は必ずいる。おおいに発信しよう。

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営業に行くと泣く

「営業にさせるぞ」

内勤の人を脅す一番の殺し文句だ。管理部門の友達がこういうらしい。出来が悪いと営業にさせると脅すらしいのだ。これって脅しになるなるの?と友達に聞くと「なるなんてもんやない。みな絶対にいやがるよ」と声を大にして友は言う。

「うそやん。そんなにいや?」と聞くと「俺は絶対にいや。いくくらいならやめる」と友。いったいどんな風に見えているのだろう、地獄だとおもっているのだろうか。どうもそうらしい。課長という悪魔がいて、ノルマを達成しないと針のむしろや火の海につれていかれる。クライアントにも悪魔が君臨する。行くも地獄帰るも地獄と言うわけだ。

そういえば新人営業マン河村操が新人研修を受けていたとき、同行していた先輩は会社に帰るのがいやで無駄に会社の周りを車で走っていたのを思いだした。

そういうのを聞いてノルマの厳しさも知っているので本当にいやなようです。そんなでもないから来たらといっても絶対に嫌といいます。営業は確かに辛いけどいい部分もたくさんあります。時間は比較的自由と言えば自由です。つねに監視の目にさらされていないので気が楽です。

 

ようはノルマさえあれば管理は必要ないのですね。さぼっていたらノルマは達せいできないですし、仕事をしてるかしてないかというのはすぐにわかりますしね。あとは人間が徹底的に鍛えられます。人が死んでからも避けたいという地獄で仕事をしているわけですからね。

絶対に会いたくない。全然性格が合わない相手と、最高の笑顔で接する体験はなかなかできないですものね。普通はいやな人は避けるし、好んで会わないですからね。すごく苦手な人がいたなあ。その人とどうやってあってたかなあ。また思い出したら書く事にします。

その地獄に22年間いたわけです。嫌い嫌いも好きのうちだったのでしょうか。

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褒めるのは良いことだが

褒めることは素晴らしい。

私も褒められておだてられて登って行くほうなのでどんどん褒めて欲しい。でもひとつだけやらないほうがよいのではと言うほめ方がある。それは過去を否定するやり方。

今の素晴らしさを褒めるため、その褒め度を上げるために過去の事を否定するやり方がある。例えば「操さん髪切ったんですか。かなり切りましたね。でも凄いいい感じです。そのつんつんした感じが凄い素敵です。前のはちょっと重いなあって思ってたんです。すごいさわやかになりました。」

となるとする。今の髪型をものすごくほめてくれてるのは大変嬉しい。前よりかなり良くなったことを伝えるために前の事を否定する。この方法もわからなくなはないが凹む。前の髪型が自分でも嫌で嫌で仕方なかったり、過去を断ち切っていたらいい。何かの事情があって、なくなく手放したかもしれない。ロン毛なワイルドな感じが気にいってたけど、クライアントにかたいところが増えたので泣く泣くかもしれない。

そういう時は否定されると凹む。

新人営業マン河村操は経験済みだ。クライアントさんが新装移転した。裏通りの狭い小さい汚い店舗から、人通りの多い表通りへ3倍くらい広い新規店。だれもがうらやむ素晴らしい立地。

「おめでとうございます。凄いですね。立地と言い広さと言い。これは売れますよ。前の店舗とは雲泥の差ですね。」

「ありがとう。河村君。がんばるし協力してな」と若社長。「まかしといてください。」といって奥に座っている大奥さん(先代の妻)にあいさつ。「お母さん。良かったですね。めっちゃきれいですね。前より全然いいですね。」

「わしは好かん。じいちゃんとやってた前の店のほうがええわ。こんなんかなんわ」とおっしゃった。大奥さんにとっては先代との思い出が詰まった地。そこを出るのは辛かったのだ。あたりまえのはなしだが新人営業マン河村操はそこまで気が回らない。

それ以来過去は否定せず。できれば触れずに現在を褒めるだけにした。あの時こう思ってたのかと思ってしまうからね。

切った時にロン毛がにあってなかったと言われるのは辛い。そんなん思ってたんかと思ってしまう。褒めるにも技術がいるんですね。褒めるのが技術かと言われたらそれはそれで微妙ですが。

 

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商談。とるかとられるかの緊迫感

ほんの一瞬、先方の気持ちが離れたら駄目な時があるんです。

一番店のクライアントとの社長とはまさにたまの取り合いです。徹底的に準備した提案書を出し、商談と言う名の最高のプレゼンを始めます。よどみなく話さないといけません。社長の顔色、動き声のトーン等すべて逃さず臨機応変に対応を変えないといけません。

これは面白いぞと言う時、社長はタバコを吸います。たばこに手を伸ばしたらテーブルにあるライターをとり社長の煙草に火をつけます。左に傾いている首が前に倒れます。斜めになるので軌道がかわります。それを予想しそこに火をだします。

その間に灰皿を左手でづらします。さりげなくです。注意が灰皿に行っては駄目です。商談のながれを切っては駄目です。

普通の商談の時はここまで気を張らなくて良いです。とらない確率がうんと高いのもここまではないです。こんな商談になるときはとってもとらなくてもいいという時です。徹底的にメリットを説明しなかば夢心地にさせないといけません。だますのではないです。購入のために背中を押すのです。

今日の流れは最高です。まもなく「よっしゃ送っといて」の声が聞けそうです。いよいよその声がでる、まさにその時後ろから声がします。「あんた、次待ってはんで」専務である奥さんの声です。

終わりです。商談は決裂です。奥さんへの説得が足らなかったようです。事務所には奥さんも他の従業員もおられます。仕切り板いちまいの奥のソファーで商談です。奥さんはいつも聞き耳を立てています。前の社長と説得しながら後ろの奥さんも納得する内容を提示しないといけないんです。

その一言で社長は夢の中から現実に引き戻されます。「わかった、考えとくわ」この言葉を言ってほんまに考えておく人はおそらく10人に1人もいないでしょう。断り文句です。

今回は奥さんが登場しましたが実はこれ、奥さんがいなくても同じなんです。同じタイミングで他のメーカーや配達の人がきたりして、一瞬魔法がとけたら決まらないんです。メーカー同士は暗黙の了解があるのですが、宅配便の人はどうしようもないです。

運にも大きく左右されます。

でも自分のミスでとれない率を下げるために、明日からも最高のタイミングで火をつけつづけます。

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禁断の営業トーク。必要ならば。

セールストークについてはかなり勉強した。

先輩から聞き、本を読み、セミナーにも参加しまず机上で学んだ。調べまくった。営業の強みはそれを即、現場で試すことが出来る点。これは非常にありがたい。以前マーケッターの方と話した時に言われたことがある。

「営業はええよなあ」と友達のマーケッター。
「なんで?」と私。
「だって、考えたマーケティングに関してすぐ試せるやん。こっちは営業が実践してくれのを待ってフィードバックもらわなあかんやん。すぐ試せないところが歯がゆい時があんねん。」と友達。

なるほど、と思った。マーケティングも本で学んだことをすぐ現場で試して検証できる。これは大いに役に立つ。さきほどの話しも含めてだが、現場でやってみると全く話にならないほど役に立たないのもおおい。<営業の基本のき>みたいな本があって、読んだとする。お、これはいいかもと試すも、全く機能しない。ほんまに営業やってましたかと聞きたくなる時がある。

そんなかんじでトライアンドエラーを繰り返しものにしたセールストーク。いろいろ凄いのもある。もちろん公開することも可能だがそれはどうなのかなあと私は思っている。セールストークに一番力を入れていたのは中堅営業マン河村操時代。そう、生意気盛りのころだ。

このときは俺のトークは凄い。時にはマシンガンのように打ちまくり、とどめをバズーカー砲。マザーテレサのような愛のある言葉でクライアントさんに訴える。セールストークによって売り上げが大きく左右されるのは間違いない。

ただ、これ諸刃の剣である。

セールストークが上手くはまると商品の力以上の受注になるときがある。いっけんよさそうだがそうでもなかったりする。

中堅営業マン河村操。ある新商品を大量に売ってきたことがあった。他のセールスとはケタ違いだったので上司が是非同行させてくれと言ってきた。いったいどうやって売ってるのだと。上司がいっしょだと、変に形式ばった商談になってしまうのであまり好きではないが、これに関しては受けた。

私はその商品をどうやったら買ってもらえるか徹底的に研究した。商品の勉強からプレゼン方法、セールストークありとあらゆる方面から研究した。そしてその完成したプレゼンをまずは、絶対に買ってくれないクライアントに持っていった。磨きをかけるためだ。

このクライアントは商談に関して必ず重箱の隅をつついてくる。磨くにはもってこいだ。案の定「それはオタクの都合でしょ、うちには関係ない。さらに言うとそれをどう使えば消費者に効果があがるの。どれくらい続けるの」立て板に水のごとく聞いてくる。どんどん穴が見えてくる。現場にしか出来ない事のひとつだ。これはいくら机上で考えても追求できない。

かなり磨かれた。そうすると次は全く逆の店。そう、絶対になんでも買ってくれる店に行く。ここは新製品はほぼ購入してくれる。売ってみなわからんという持論を持っているクライアントだ。「わかった最低単位で送っといて」となる。なぜ、そこに行くのか。そう、気分を高めるためだ。

営業は商品を買ってもらうことで生きている。買ってもらえると乗ってくる。これだけのセールストーク。買ってくれないはずがないだろうとなってくる。

そんな流れで磨きに磨かれ、さらに回数を重ねることによって精度があがる。取りこぼしがない状態になってくる。そのタイミングで上司と同行。その日は6店を回り終了。5店で受注できた。終わった後上司が言った。「これは売れるわ。断る理由がみつからないほど完ぺきだった。たいしたもんだ。是非皆に教えてあげてくれ。」

 

最大級の賛辞で終了した。本来なら上司にこのように褒められたら大喜びだ。いつもの私なら飛びあがって喜び聞きたくもないだろう妻に報告する。でもこの時は違った。まったく嬉しくなかったのだ。生意気とかではなく、当たり前だと思ったのだ。徹底的にやったからだと思う。

徹底的にやった。これでとれなければ何をやっても無理というところまでやってたからである。このときの状態はいまでもはっきりと覚えている。セールストークすこしやれば思いだす。それくらいやったのだ。

徹底的にやりそれが当たり前になると嬉しくなくなるのか。上手に立ってますねと言われてももはや嬉しくないのと似ているのか。足を怪我したあととか、初めて立った時なら嬉しいのに。

というかんじでセールストークは研究して現場で磨けばかなりのレベルまで洗練出来る。そういったセールストークの類はあたらしく作ったfacebookページで、今後紹介していこうと思う。facebookをされておられるなら是非訪問していいねをおしてください。更新されたら、皆さまのうウォールに更新情報がとどきます。よろしければ是非おねがいします。

そして、その後も中堅営業マン河村操は快進撃を続けます。圧倒的な差をつけてその商品を売り高い評価を得ます。順風満帆に見えたこの結果、のちに最大の危機をもたらすことになります。

そのころから中堅営業マン河村操はセールストークに関して疑いを持ち始めます。タイトルに禁断とつけたのはそのためです。

その後いったいどんな災難が降りかかってくるのかはまた機会をあらためて書きます。

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中堅営業マン河村操

<フン、なんで先輩はお願いなんかするんやろ>中堅営業マン河村操は先輩営業マンと同行したときに思った。この日は同行だった。普段は1人で回る。どうしてもひとよがりの営業スタイルになってしまう。それを避けるために他の営業マンとたまに、一緒に回れ、というのが当時の上司の考え。

その日、中堅営業マン河村操は先輩と同行だった。先輩の担当エリアを一緒に回る。先輩の営業スタイルを知る絶好のチャンス。ところが中堅営業マン河村操。この時期は生意気全開、会社でもトップの営業マンと思い込んでいた。だから、今更なんでこんなおっさんと回らなあかんねんと内心思っていた。

先輩、申し訳ないけどあなたから学ぶ事はなにもないよと思っていた。さらに言うとこのとき、中堅営業マン河村操には他の部署にあこがれの先輩がいた。出来るタイプの営業マンでさっそうと風をきり社内でも切れ者と評判の人だ。中堅営業マン河村操はある懇親会でこの人と知り合い、それ以来仲良くしてもらっている。

この人から色々聞いている。彼以外のアドバイスは必要ないと思い込んでいた。「河村。クライアントとうちは対等なんだよ。しかもうちは上場しているメーカーだ。えらそうにする必要はないが、ぺこぺこする必要なんかないんだ。いいか、河村。相手のメリットを徹底的に考えろ。それが結局はお互いのためになるんだ」

メーカーとクライアントは対等だ。こちらの商品がなければ小売りは商売できない。お互い様なのだ。ところが実際はそんなことはない。商品を買ってもらうのはこちらだ。お金を払ってくれるのはクライアントだ。実際は完全にこちらが頭を下げる。そうやって先輩から習っていた。

当然のようにこの日も先輩は頭を下げまくっていた。提案しいざ注文の段になると「すみませんけど、お願いしますよ」というのだ。最悪この人と中堅営業マン河村操は思った。なんで頼むかなあ。提案書で充分あちらのメリットを伝えた。向こうも納得した。なのになぜ、頼む。

「いいか河村。絶対に頼むなよ。頼むと立場が弱くなる。とらないなら上等くらいの姿勢でいろ」とあこがれの先輩は言う。中堅営業マン河村操もそう思っていた。立場が弱くなるのは絶対に良くない。

同行が終了した。

「おつかれさま。なんも勉強なる事なかったやろ。河村は優秀やし提案書とかもパワーポイントつかってしっかり作るし。俺なんかいまだに手書きや」と照れくさそうにファイルを叩いた。

 

「いえいえ、勉強になりました。早速自分の営業にも取り入れてみます」と言って別れた。それにしてもこの中堅営業マン河村操いやな奴である。客観的に見てこんな営業マンが上手くクライアントさんとコミュとれるわけがない。でも、このときの彼は解っていない。そらそこら中の先輩から生意気と言われるわけだ。

あこがれの先輩が言っている事は半分正しい。相手のメリットを提示しなければ提案する意味がない。この商品をとることで相手にどれだけメリットがあがるかを提示し、それが相手の売上と利益に貢献しなければ、ほんとにただのお願い営業になってしまう。ちなみに同行した先輩はここもきっちり出来ていた。だから余計に不思議だったのだ。なんで、あそこまで見事な提案をするのに頼むのかと。

もうお気づきでしょう。

同行の先輩が見事な提案のあとになぜ、お願いするのか。そうです。クライアントさんにしょうがないとってやるかという感情を持ってもらうためです。クライアントさんは買うほうです。対等とはいえ、やはりお金を出すほうが強いです。

買ってやるという思いが強いのです。ですが、あこがれの先輩方式だと逆になります。買わされている感が残るのです。説得された感が残るんです。議論に勝ったときに似ています。あまりメリットはありません。提案された内容がクライアントさんにとって、メリットが多いほどそうなります。

喉から手が出るほど欲しいのです。とるに決まってるんです。だから余計に、負けた感が残るんです。それを同行していたときの先輩はわかってるんです。相手に言い訳を提示したわけです。ほんとはとりたいというのなんて、営業マンに見せたいわけないじゃないですか。それをベテランの先輩は知っているのです。

もう、とるぞという一歩手前で絶妙のタイミングで頼むのです。「社長、偉そうに提案していますが、ぶっちゃけ、数字が足らないんです。成績が悪くて売上が足らないんです。こいつね、河村はね優秀な若手なんです。比較されてばっかりで肩身狭いんです。だから社長顔を立てる意味でもお願いしますよ」とやる。

中堅営業マン河村操はそれを横で聞いても、その凄さに気づかない。ださいおっさんとしか思っていない。ださいおっさんは、中堅営業マン河村操がそんな事思ってるのは100も承知。気にしない。それより売上、それも気持ちよく買ってもらう方法しか考えていないのだ。

この後10年以上立ってこの先輩の凄さに気づくのはベテラン営業マン河村操になってからだ、例のあこがれの先輩はこのとき存在していない。見事に失墜し今はどこにいるかもわからない。

セールストークというのは見事に変遷していった。

新人はテクニックがないので頼む、頼みまくる
中堅はセールストークの習得とその生意気さでいっさい頼まない
ベテランは全てを経験して見事な提案とお願いをミックスする。

あなたが女の人を誘うときも同じ。俺っていけてるから遊びたいやろ、飯おごるからついてこいやでは、だれもついてこない。プレイボーイは必ず、言い訳をさせる提案をする。「一緒に行こうと思ってた同僚が急に仕事が入ったって連絡があって。ようこさん、残業で忙しいとは思うけど、僕も手伝うので食事つきあってください。予約したのパーになるので」と誘う。

ようこさんが、少しでもあなたに関心があれば断らないだろう「しょうがないわねえ」となる。

中家営業マン河村操の苦難は続く。

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プレゼン能力

高ければ高いほどいいと私は思う。

どう俺、プレゼン上手いけど何か?という雰囲気は出来れば伴わないほうがよい。自分の思いを相手に伝えるときに必要になってくる。上手なほうがよい。相手にストレスも与えない。何かをいいたいのだろうが何をいいたいのだろうと、集中して聞くのは疲れる。できたら、そういう感覚を聞いてる方に与えないほうがよい。

これは訓練でいくらでも上がるスキルだと思う。やればやるだけ上がるので楽しい。私はこれにひたすら金と時間をかけた。これがないと話にならないとある瞬間思ったからだ。昔はこんな言葉おそらくなかった。日本には入ってきてなかったと思う。

日々の営業活動でクライアントさんに商品説明するのもプレゼン、会議で皆の前で意見を言うのもプレゼン、何かの催しでスライドを使って説明するのもプレゼンだ。テクニック的なものに関しては本当にたくさんある。身につけなくてはいけない事やマナー、エチケット、ルール的なものもたくさんある。そのたくさんある中で私が最も大切だと思っていることがある。一番はじめに学んだほうがよいと思うこと。

それはメンタル。

プレゼンをするときの精神状態。これがそのプレゼンを上手く行なうことが出来るかを大きく左右する。ようはリラックス。これが一番大切。緊張していてはなかなか難しい。適度の緊張は良いが過度に緊張するとどうしようもなくなる。

緊張すると肩に力が入る。胸のあたりの筋肉も硬くなり呼吸が浅くなる。重心が高くなり喉もしまり声が上ずる、震える。その緊張は会場に伝わる。「ああ、あのスピーカー緊張しているなあ大丈夫かなあ」とみんなが緊張しだす。アイスブレークという言葉があるがそれはその雰囲気を壊すためのもの。会場が緊張していては始まらない。自分が緊張してしまうとそうなってしまう。これは何としても避けたい。

ではどうすれば緊張しなくなるのか。色々あるがまず慣れ。慣れてくればどうってことない。こんなものかと思ってしまう。なので積極的にどんどんやればいい。機会があればやればよい。ここ一番ここは上手くやらないとという場面までに場数を踏む。するとわかってくる。

次は練習量。あっとうてきな練習が緊張をとる。ここまでやったのだから大丈夫となる。何度も繰り返す。

その時に大切なのが論理。論理的なほうが練習を継続させやすい。こうでああでこうだから、こうなる。と言った感じだと記憶に残りやすい。大きな自信になる。

論理的なストーリーを作る→練習する→プレゼンする→さらにストーリーを練る→練習する→プレゼンする。

これを何度も繰り返すことで緊張も減ってくる。

あともう一点。聞いている人の顔。怖い。始めはみな怒っているのだと思っていた。私の話がつまらないから怒っているのだと思っていた。そうではななかった。集中して聞いておられるのだ。集中した顔が怖い顔になる人は結構多い。しんぱいしなくていい。みな怒っていない。よくうなづいて笑って聞いている人を探してその人を見ろと言われる。

それもある意味正しい。ただ、そんな人は少ない。会場に1人もいなかったらそれだけであせる。あえてしないほうがよい。だれも怒ってないと思ったほうがはやい。

そして最後に、これが出来ると滅茶苦茶プレゼン能力があがる。メタ認知だ。話しているあなたと別の人間をどこかに置く。もちろんイメージの中でだ。私の場合話し始めると、もう一人の私が私から離脱するように離れて行く。幽体離脱みたいなイメージ。

体からぬけだし、客観的に話している私と会場全体を見る。聞いている人の反応とかを見る。これが出来ると凄い楽だ。わたしがこれが最高と思っている話がいまいちなとき、会場が動きだす。資料をぱらぱらめくったり髪をかきだしたり、足を組みかえたりきょろきょろしたり、うつむく人がでてくる。その時はその話をやめる。長すぎるか面白くないかだからだ。

話が面白い時は凄いことがおこる。会場が一切動かない。みなあなたに集中して微動だにしないのだ。私は過去にこれを体験したことがある。10分間のプレゼン中200人あまりいた聴衆者が誰一人動かないのだ。微動だにしない。9分を過ぎたあたりに1人だけ動いたのが見えたがそれ以外はまったく動かない。

それはそれは凄い体験だった。まあ、そういうことはまれだが、この客観的に見ることが出来る能力がつけばこれほど楽なことはない。途中で路線変更もできる。これはプレゼンだけでなくあらゆる場面で役にたつ。デート中彼女がやたら動き出したらそれはあなたか、あなたの話、その場所に飽きている。すぐに違う行動にうつる必要がある。

 

プレゼン力の私が知っている範囲で必要なのをお届けしました。技術的な事はまた書きたいと思います。私はこの能力を磨こうと思ったことで人生が好転しはじめました。そのことはまたかきたいと思います。

プレゼン能力、みにつけて損はないでしょう。

追伸:

ブログって長い文章なんですけど、もっと長くてもいいよねって気が最近しています。短いひらめきとか思いつきは、こっちで書くようにします。よろしければツイッターフォローお願いします。

 

 

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碁盤の目

京都市内は道が南北と東西に整然と並んでおり、その様子がまるで碁盤の目のようだと言われる。確かにそうだ。ところが実際にその地図を見ると碁盤の目には見えない。地図には道という線だけではなくそれ以外の絵が盛りだくさんだからだ。

それは道が縦横に割と正確に並んだ地図だ。

今日は京都で人と会っていた。京都以外のところから観光客がたくさん訪れている。そのなかの大学生と思われる4人組。その地図を見ている。壁に貼られた観光用の地図。金閣寺や京都タワーがイラストで表示されている。

地図の上には舞子さんが立っている。大文字の山も描写されている。それは地図というよりイラストに近い。その地図を前に先ほどの大学生の1人がつぶやいた。

「まるで碁盤の目のようだな」と。

私は思った。そうそう京都は碁盤の目みたいに道が並んでいるからとても解りやすいよ。京都で道に迷うようなら迷わないところはないよ、青年よ、よく知ってるじゃんと思ったの。でもその後、ちょっと待ってなんかおかしいと違和感が襲って来た。

なんだ、何がおかしいんだ。私は大学生の後ろを歩いていた。その地図の前で彼らは立ち止まった。私はその後ろを通過した。通過するときにそのイラストだらけの地図を見て、同時にその声を聞いた。なんかおかしい。なんなんだ。

その後あるきながらその違和感の原因を探っていた。

ついに理由が判明した。その彼は知っていたのだ。わたしがはじめに思ったその心の声「よく知ってるね」が違和感の原因だった。彼は知っていたのだ、京都の道が碁盤の目のように道が縦横に走っているのを知っていたのだ。

その地図を見てそう思ったのではきっとないのだ。なぜなら、そのイラストは碁盤を連想させるものではとてもなかったからだ。それなのにその大学生はその地図風のイラストを見て「まるで碁盤の目のようだ」と言ったのだ。

バイアス。脳の中の知識で判断して口に出たのか。その絵は彼の目には碁盤に写ったのか。

恋は盲目という言葉もある。

目の前のものを先入観なしに見るという事はおそらくとても難しい。

 

 

 

 

 

 

 

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集金

前職で私は営業マン河村操として商品を売っていた。

商品を売ったらその代金をクライアントさんから頂かないといけない。その方法はいくつかある。振込、銀行自動引き落とし、集金など。昔からのクライアントさんは比較的この集金スタイルを継続しているところが多い。顔が見えないと不安と言う理由もある。

その中で月1回の集金時に毎回、孫が中国に言った話をするクライアントさんがあった。当時85歳だった。集金は月末に集中する。出来れば時間をかけずにお金をいただき、どんどん回りたい。集金だけならいいが、ノルマの締めも月末なので、売り込みも同時にしないといけない。

1時間かかる。最低1時間は話を聞いて行かないと集金出来ない。いや集金出来ないわけではない。一度だけ本当に時間がなくてすぐにお金をくれと言って集金して帰ったことがある。その時もすぐにくれた。だから別に1時間話を聞かないといけないと言うことはない。

でも何故かそういう流れになり、おばあちゃんも楽しそうに話すのでそのパターンは踏襲した。最初からあのクライアントさんは1時間かかると思えばいいのだ。決めてしまった。毎回同じ話。だしてくれたお茶と和菓子を食べながら話す。

毎回同じ話をするのでお孫さんがどのルートで中国全土を旅したか覚えてしまったほどだ。お年を召されているのですこし記憶がと思って聞いていた。

いよいよ担当変更になりあいさつに言った。するとおばあちゃんは、「それは寂しくなるねえ。河村さんなら栄転だね。頑張って送れよ。ちょっと待ってね」と奥に引っ込んだ。そしてお祝い袋に祝栄転と書いて餞別をくれた。

全力で断った。クライアントさんからもらうわけにはいかないし、まして栄転でもないただの異動だ。でもおばあちゃんは引かなかった。

「私の孫としてもらってくれと言った。それだったらいいだろう」と河村さんは私の話を毎月聞いてくれた。同じ話なのに1時間聞いてくれた。それが嬉しかった。あなたと話するのがとても楽しかったというのだ。それがないと思うと寂しくなると思うと言った。

私は受け取ることにした。孫として受け取った。孫は大きくなって全然会いに来てくれないので寂しいと、最後に告白してくれた。

毎回同じ話を、はじめて聞くような感じでリアクションを取っていた私をどう思っていたのだろうか。毎回同じ話をしてごめんねと言うのは、どういう意味なのだろうか。

毎回孫の話をと言う意味なのか、それとも、毎回孫が中国に行ってた話をという意味なのか。どちらが正解かによって大きく意味は違ってくるが、まあいいだろう。喜んでいただけたのが一番だ。

毎月非効率この上ないと思って望んでいたこの集金。まったく意味がない行為ではなかった。効率も極めすぎないほうがよい事もきっとあるのだ。

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