男女共用便所便座昇降問題

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女子はあがっている便座をさげる行為しか行わない。男子はあげるもさげるもある。

ほとんどの公共施設や商業施設では男女のトイレは別になっているので、今さら男女共用便所のことなんて話題にしなくてもと思われるかも知れないがそんなことはない。最近近くにできたスタバにはトイレがふたつあり、ひとつは女性専用、もうひとつは男女共用だ。

女性にとっては男性用とは完全に別にして欲しいとのぞむところだが、スペースの都合上そういうわけもいかないだろうからお許しいただきたい。一転家庭に目を向けてみれば、昔は男性の小専用の便器があったが、いまでは様式のトイレがひとつというところがほとんどだろうから、この問題はどうしたって避けるわけにはいかない。

ずっと一人暮らししていた女子が、あがっている便座を見て彼氏ができたんだと再認識するという話をどこかで聞いたことがあるが、そのトイレを女性しか使用しないなら便座を上げたり下げたりすることは掃除のとき以外絶対にないということになる。最近では座って小用をたす男性も増えているということなので、将来的には便座が一体型というか、本体に便座がひっついたものも開発される可能性がある。女性だけなら座れる状態しか必要がないからね

男性はあげたりさげたり女性はさげるだけ

話を男女共用トイレにもどすことにする。

便座と男女の関係は以下のパターンとなる

・女性が出た後、男性が小用を足す    ➡さがっている便座をあげる
・女性が出た後、男性が大用を足す    ➡そのまま使える、便座に触らなくていい
・女性が出た後、女性がはいる      ➡当然何もしなくていい
・男性が小用を足して出た後、女性がはいる ➡座るために便座をさげる必要がある
・男性が大用を足した後、女性がはいる   ➡何もしなくていい
・男性が小用を足した後、男性が小用を足す ➡何もしなくていい
・男性が小用を足した後、男性が大用を足す ➡便座をおろさないといけない
・男性が大用を足した後、男性が小用を足す ➡あげないといけない
・男性が大用を足した後、男性が大用を足す ➡何もしなくていい

全部で9パターンですね。何もしなくていいパターンが全部で5つ、何かのアクションを起こさないといけないのが全部で4つ。4つのうち何と3つは男性のアクションだ。

女性が唯一しないといけないのは、上から4番目の男性が小用を足した後に入った場合の便座をさげる動きだ。当然だけど、全然きづかなかったのだが、女性はさがっている便座をあげる必要がないのだ。

男性は両方やるのでわかるが、あがっている便座をさげるより、さがっている便座をあげるほうが勇気が、根性がいる。便座の裏側に手をひっかけないといけないからだ。もちろん誰かが座った便座の部分を押し下げるために触るのも嫌だろうが、あげるほうが嫌だと思っているのは私だけだろうか。

レディーファースト

レディーファーストの精神で、女性に便座を一切さわらせないようにするには、男性が小用を足した後、必ず便座をさげて退出するということを行えばいい。そうなると女性は一切便座に触らなくてよくなる。

ところが、男性の小、男性の小と続いた時に、先の人が用を足した後便座をさげると、次の人があげる動きが追加され、何もしなくて出た場合より、ふた手間多くなってしまう。これを無駄とするか、女性のためにひとはだ脱ぐとするか、難しいところだ。

最近では便座が自動で上下する便器も増えてきたので将来的には解決するだろうが、それまでは悩ましい問題である。えっ?どうでもいいってか。