私はものすごい量の信用を信頼を、いい加減な行為で失ってきました。まずは信頼ですね。

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ビジネスにおいてもっとも大切なことは何かと問われたら、私は真っ先に信頼と答えるでしょう。

なぜなら私は自分のいい加減な行動や行為により、大切な信頼や信用をビジネスやプライベートの空間で、大変な量を失い、とんでもなく痛い目にあってきたからです。信頼は一瞬でなくなります、なのにそれを取り戻すのにはとんでもない時間がかかったり、とりもどせなかったりします。注意一秒ケガ一生です。

約束不履行問題

「はい、わかりました新製品のポスターですね、次回お持ちします」
とか
「おまかせください、サンプルですよね、大量にお持ちします」
とか、ものすごく調子よく、うまいこと言ってクライアントを後にします。もちろん約束はメモにとります。メモにとるシーンをみてもらうことによって、信用を得ることができますからね。ここまでは最高です。

ところが、メモにとったそれは再び見られることはありませんでした。それに気づくのは次回の訪問時です。定期訪問のためにクライアントに行きます。クライアントの店舗に近づいてきた時に思い出します。あ、しまった、ポスター持ってくるの忘れたや、そうやったサンプルあげるって言ってたと。それに気づいた私は、クライアントの前を素通りします。

そして適当に理由をつけて本日はいけないとの連絡をいれます。約束履行率は2割以下でした。ですので、回れば回るほど不履行件数が増えます。そしてやがて私は回るクライアントがなくなりました。とんでもない失態です。

一応メモはとります。だからメモは依頼事項でいっぱいになりました。約束の履行を果たした約束は赤の一本線で消すのですが、消さずに残された約束がてんこ盛りになりました。そうなってくるとメモを見るのは地獄です、開くたびに、この横着者が約束全然まもってないやないかと言われてるような気がするからです。そしてついに私はメモをとることをやめました。

そのころにはクライアント200件中訪問できる店が1割を切って17,8件しかないような状況になっていました。いよいよこれはまずいと思った私は勇気を持って全店を回ることにしました。ひどく怒る店、二度とくるなという店、無視する店、呆れている店だらけでした、あたりまえです。中には、気にしなくていい会いたかったと言ってくれる店もありました。

自分を責めました、情けないと反省しました。反省した私は再びメモを手にして、不履行の約束を今更ながらひとつひとつ消化していきました。今頃なんやと怒られて、自己満足でしかないけれど、それをしないと生きていけない、やり直せないと思ったのでそうしました。その間あらたな約束は断っていました、とても大事なものを除いて。

申し訳ないですが不履行の約束が多すぎて新たに受けられないのですと伝えました。そんなものはそちらの都合だと怒られましがそれでもすみませんと貫きました。そしてついにメモに書かれていた不履行の約束全部に赤線を入れることができました。その時の爽快感は今でも忘れませんし、もう2度とこんなことはしないと誓いました。

そんなことをしたからといって、もう失った信頼はとりもどせなかったのがほとんどです。それでも中には、最近はまじめにやっているなと言ってもらうこともありました。それいこう、二度とそんなことはいやなので約束履行を徹底するというのを人生の座右に加え、今もがんばってやっています。目標は約束不履行0ですが、現時点でも履行率は9割以下です。完全とはなかなかいかず、ほったらかしの約束もあり迷惑をかけています。

先日とあるセミナーに行ってきました。すばらしいキャッチコピーにつられてセミナーにいきました。内容はまあコピーどおりでよかったのですが、スタッフの対応が超絶ええかげんで、もう2度といくまいとおもいました。接客とか応対はすばらしいのですよ、ただメールの返事がないであったり、期限内に絶対提出しろといったレポートを必死でだしたのにそれに対してナシのつぶてであったり、挙げ句の果てはなくなったのでもう一度だしてくれとか。

そういうのって人が興ざめする瞬間です。私はずっとそうやってクライアントの期待を裏切り続けたのでよくわかります。

もしあなたが素敵なビジネスマンに、すばらしい商売人になりたいのなら、約束の履行を徹底するのから始めるのは得策かもしれません。これを100%やっている人にまだであったことがありません。あの人は絶対に約束を守るってなったらそれはとんでもない信用力になると思います。

ビジネスでいちばん大切なのは信用です。それが約束を守るだけで得られるとしたらこれほどいいことはないですよね。ぜひ100%目指してください