起業

シェアする

2011年12月、22年間2ヶ月勤めた製薬会社を辞めて河村総合研究所というシンクタンクを立ち上げた(旧技術理論研究所)本日は2月22日。勤続年数は2が3つ並ぶという偶然もあり絶対に忘れないのだが今日も2が3つ並ぶということもあり取り上げてみることにする。

起業してそろそろ2年と少したつ。なんとか食えているという状況ではあるが今のところ続いている。起業した会社が10年後に残っている率は確か1桁だったと思うのでまだまだ予断を許さない、というよりこの不安な感じはずっと続くと思うのだがまあがんばるしかない。

河村総合研究所(以下河村総研)はシンクタンク。世の中にある色々な事象を研究・分析しそれらを理論化し世に放つことを生業としている。これは会社員時代に趣味で始めたサーフィンの技術分析に端を発する。28歳という比較的遅い年齢からサーフィン。そのスポーツが難しいというのもあって上達には困難を極めた。体育の成績が中学高校と5段階評価で2以上とったことのない運動音痴だからなおさらだった。

そこで私は昔から得意であった分析を生かし上級者と上達しない人の違いは何かを分析しはじめた。それをブログに書き始めた。同じように上達に苦労している人たちが読者になってくれた。その数はピーク時には1日4000pvまでになった。ノウハウは無料ですべてそこで書いた。するとその中から有料でもいいので教えてくれという声をいただくようになり私は会社を辞めそれを教えることを生業とすることにした。それが河村総研誕生のきっかけである。

現在河村総研では事業部を5つ持つ。サーフィン事業部/ゴルフ事業部/英語事業部/コミュニケーション事業部/営業研修事業部(詳細はこちら河村総研HPにあります)すべての事業部をサーフィンと同じような順を踏んで進めている。お金があれば広告を打ってという方法もあるのだが2つの理由からそれはまだ先だと思っている。

お金がないというのが1つともう1つは本当にそれを学びたいという人に来ていただきたいからだ。私は今授業員規模が50名位の起業とコンサルタント契約をして営業マンに営業の研修と管理職にマネージメントの研修を行なっている。もうそろそろ1年近くになるのだが最近仕事が面白くない。面白い仕事をしたいというのもあって起業したのでこれでは本末顛倒である。要は営業研修を受けている営業マンが本気で学びに来ていない。全員というわけではないがそのほとんどが本気ではない。会社が行けといったからきたんやみたいな感じだ。サーフィンのセミナーを受けに来てくださっている方に比べると目の輝きが雲泥の差だ。

広告を打たないのはそのためだ。広告を打つと本気で学びたいという度合いが薄れるのではと思うからだ。広告をみてお金を払ってくるのだからそんなことはないだろうと思うかも知れないが、広告のコピーはとてもうまく出来ているので勢いで申し込んでしまうってことがある。通販でものを買ったものの届いてみたらなんでこんなの買ったんだろうって思うことは誰にでも経験があると思う。それと同じようなものだ。

口コミで広がるのがベストだと思っている。あとこうして日々発信しているブログやメルマガから興味を持ってくださった方に来ていただくのがベストだと思っている。だから私はこうして書く。私はこういう人間でこういう考えをしています。もし興味があるのなら私から商品を買ってくださいサービスを受けてください、セミナーにきてくださいというスタンスだ。

起業してまだ2年しか立ってなくて語るのはどうかと思うが最近何が大切かが明確になってきた。書くまでもないがあたりまえだがそれは3つプロダクツとマーケティングと営業だ。良い商品を作ってそれを買いたいと思っている人と買いたいと思っていない人に伝える。

営業と書くと、え、営業はチョットと露骨に嫌がる人がいるが、これは営業=売り込みと思ってしまうからだ。営業というのは人とのコミュニケーションにつきる。ものを売るにもサービスを売るにもお客さんと接触する必要がある。オンラインショップでも同じ。直接ではないけどもオンライン上でのやりとりはある。そこでは絶対的な営業力が必要になってくる。誰にも必要なあたりまえの能力である。

マーケティングは書くまでもないだろう。こんなよい商品がサービスがここにはありますよと伝えるものだ。マーケティングと営業の違いの本質はたった1点。マーケティングは商品の前にお客様を連れてくる。営業はお客様の前に商品を持っていく。こういう風に分けているとわかりやすいと思う。

プロダクツ/セールス/マーケティング、この3つで商売は回っているということを河村総研では日々研究分析し発信していく。起業を考えているすべての人にそして起業をすでに行なっているがうまくいかない人にまた人として生きているすべての人に向けてこれからも河村総研は放って行きます。勝手に放っていく情報をそれが必要な人に受け取ってもらえればと思います。

2が3つ並ぶめでたいひに自身の思いを確認するという意味もかねて発信させていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました。