女性専用ガソリンスタンドは需求空白地帯かも知れない

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調査不足からくる間違いかも知れないが、少なくとも私が住む地域および、今まで訪れた地域には、女性専用ガソリンスタンドなるものはない。

河村総研のいつもどおりの極めて主観的な分析によると、これは間違いなく需要がある。大きな理由はひとつ、

女性はガソリンスタンドが苦手

色々聞いてみると、こういう女性が多い。なんか得体の知れない場所のようだ。実際、地方の都市には、軽自動車を運転した女性はものすごく多い。交通機関がそれほど発達していない田舎は、ひとり一台と言われるほど自動車が普及していて、多くのOLや主婦やお母さんが、車を運転している。

ところが、ガソリンスタンドに行くと、いったい彼女たちはどうやってガソリン入れているのと思うほど、ガソリンスタンドに女性は見当たらない。おそらくお父さんや、だんなさんに、給油をお願いしているのだと予想される。
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理由は、

怖い

だ。

なんか、怖いのだ、ガソリンスタンドが。勇気を出して行った時に、点検だと称して、ボンネットをあけられ、ガソリンに水がたまってるだの、バッテリーの電圧がさがっているなど、クーラントが何だのとか言われ、早めに変えたほうがいいと言われ、変えてしまった。

もちろん、実際にそうであればいいのだが、そんなに急いで代えなくても良いケースもあるだろう。だけど、車のことがわからない女性にとって、とんでもないことかと思い、かえたという人もいるだろう。

その体験が女性をスタンドから遠ざけているのかも知れない。

ガソリンスタンドは経営が大変で、回りでもドンドン閉鎖している。もう閉鎖ラッシュのピークは過ぎ、大手のセルフスタンドがそれらを淘汰した感はあるが、いずれにしても、スタンドの経営はシビアだ。

ドライバーは1円でも安いスタンドを探してガソリンを入れる。そうなると競合に負けじと、値引き合戦になる。ガソリンではほとんど利益がとれず、そりゃ、つぶれるはって感じ。

そうなると、何か他のものを売らないと生き残れない。で、前述の話になるというわけだ。ガソリンの安売りで引きつけて利益のある周辺商品を売る必要がでてくる。

このお店セルフなのに、やたらスタッフが多いなあと思ったことはないだろうか。あれは、そういう理由だ。なにかを売るために彼らは立っている。油断をしていると寄ってくるので、わたしは、思いきりふてぶてしい態度でガソリンをいれる。

クレジットカードの加入を促されるのが面倒くさいからだ。がさつに車を降り、ドアを勢い良く締めて、眉間にしわを寄せて、ガニ股で歩くと、寄ってこられる率は下がる。

セルフの話がでて、話が横にそれたが、要は、女性にとって、ガソリンスタンドは、なにか得体の知れない、怖いものなのだ。セルフでないスタンドでは、まず、なんて言ったらいいかわからないという恐怖もある。

「レギュラー満タン現金で」

わたしも、このセリフを覚えるまでの、免許をとってからの何年間かは、スタンドが恐怖だった。あそこは、おまえは、車の何を知っているというのだという、無言のプレッシャーを与えてくる場所なのだ。女性に限らず、初心者ドライバーにも厳しい場所なのだ。

これは、そういう意味での提案だ。

女性および、初心者マークのドライバーさん専用ガソリンスタンド

です。女性スタッフが丁寧に応対いたします。へんなものを売りつけません。お気軽にお入りください。

とでもしていれば、3円〜5円高くても、ものすごく流行ると思うのだがいかがだろうか。

女性は我々が思っている以上に、ガソリンスタンドが嫌いだと思う。