理念が決まったら次にやることは

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理念がないとやっぱりダメだよねってのは昨日書いた。反響があった。賛同する意見が多かった。これがないと自分もお客さんも従業員も動けないような気がする。

ただ、これってそう簡単に決まらないし、変わる。変わるというより、上手く言語化できない、気づかない感じのほうが近いか。意外に難しいので、ゆっくり決めて行けばいいと思う。自分が何のために誰のためにやっているのだというのを考えながら動けばいずれ出てくる。がんばっていただきたい。

さて、では、この理念とというのが大義みたいなものが決まったら、決めると決まったら、次にやることはなにかというと、書くだ。

書いて書いて書きまくればいい。今は無料の動画アップサイトや音声をアップしたりできるので、アウトプットのもう一つの手段である話す、でもいいが、まあ書くほうが最初は効率がいいだろう。

あなたが何のために誰のために何を伝えていくのか、自分が死んでも生き続けて行く人類に対して自分は同じ人類として何ができるのか、何をやっていくのかを、伝えよう。そうすることで何かが起こるかも知れない、何も起こらないかも知れない。

私はこのブログを通して皆さんにお伝えしたいことがある。だからこのブログを3年前に始めた。大して面白くないからか、賛同を得られないからか、マーケティングがいまいちだからかわからないが、昨日現在で1ヶ月のPVが4200ほど、1ヶ月で4200ページほど読んでいただいていることになる。

これが多いのか少ないのかはみなさまの判断に委ねることとして、まあ、引き続き書いていこうと思う。

私はこのブログを通して皆さんに伝えたいことは思考。考えてくださいということ。考えて考えて、これからあとに生きる人類がよりよく生きていくためのリソースを残していただきたい。人類は自分のためだけでなく他の種が生存することに関して考えることも積極的なので、もし余裕があるならそこも考えていただきたい。

そしてあなたがなくなるときには、脳の中にある知恵をそのまま持って死ぬのではなく、あなたの知恵を何かの形にしてこの地球に、のちに生きる人類のために残していただきたい。

あなたの考えが、行動や言動が、今、そしてこれからを生きる人たちに大きな影響を与える可能性がある。あなたのブログを読んだ人が、ありがとう、もう何もかも嫌になってたけど、生きる勇気がわきましたとか、どうしてもゴルフで100を切れなかったけど、あなたのあの記事を読んで、目からうろこが落ち、一気に94を出せましたとか、あるかも知れない。

それってすごい事だ。みごとに人類と人類の橋渡しができた、種の保存に協力できたことになる。残念ながらわたしには子供がいないが、直接的に子孫を残せないけれども、種として人類を残していくことに協力できることがあるかもしれない。

もちろんこんな立派な考え方でブログを書かないといけないかというとそんなことはない。自分が長い間かけて築いてきたスキルを売ってお金に換えるんだというのでも全然いい。そこに需要がなければお金を払う人はいないのだから、それはそのまま価値を人類に対して与えているということになる。

自分の技術をスキルをお金にかえるということに対して、後ろめたいと思っている人が実は多い。それは色々な理由から起こるのだが、ひとつ言えるのは、人にお金を出してもらえるような技術は、あなたが熟練している可能性が高い。熟練の域に達するには、相当な時間をそれにつぎ込んでいると思われる。日常的にそれを行なうことは、あなたにとってそれが当たり前になる。

こんな当たり前のことでお金取っていいのかという感覚が、後ろめたさをかもしだしていることが多い。

あなたの価値をお金に換えることに抵抗を持つ必要はまったくない。資本主義には神の見えざる手というのが働く。あなたの商品がいくら安くても、必要のない人は買わない。あなたが高いと思っていても、それが必要なら人はそれにお金をだす。

サラリーマンだって、例えば年間500万円の収入があるサラリーマンは、自分の中にある複数の価値観を、平日の9時〜17時半まで提供するという約束で企業に買ってもらっているということになる。

あなたが日本語をはなし、普通にお客さんと会話することができるということがあなたの価値のひとつ、日本人なので当たり前だから気づかないが、それは立派な価値である。日本語の話せない外国人が、日本のコンビニで働くのは無理だろう。まずは世界で学ぶのが難しいと言われている言語のひとつであるという日本語を習得しないと学べないのだ。

わたしの前職は製薬会社の営業マン。日本語をはなし、車を運転でき、商談書をつくり、提案ができ、POPを書くことができたから、私にその価値があったから、製薬会社はわたしに年間数百万払ってくれたのだ。

起業もまったく同じ。あなたの価値を誰かに買ってもらえばいいのだ。そのためにはあなたの価値が何であるかを伝え、それを必要とする人を探さないといけないし、それを必要としている人に伝えないといけない。

それをし続けないといけないのが起業家で、就活のときにある程度まとめてやるのがサラリーマンってこと。サラリーマンと起業家の大きな違いはその部分。価値を買ってもらうという意味においては、なんら変わるものではない。

起業家の皆さん、あなたの価値を伝えたいと思っているみなさん。恐れることはない、まずはブログにあなたの価値が何か、理念は、大義は何かを書きまくろうではないか。

そう、だから理念が決まって次にやることは、書くである。書いて書いて書きまくろう。