価値起業という考えかた。すきなことをして生きるために、まず最初にすべきはあなたの価値の棚卸しだ。

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価値ってあるでしょ。価値観とかに使うあの価値です。

もしあなたが好きなことをして生きていこうとするならあなたの価値を棚卸しするのがいいと思います。私は20年間サラリーマンをやっていました。年収は400〜900万円くらいでしたが、それって、俺の価値を会社がそれだけだと認めて、まとめて買ってくれてたということなのです。

私は製薬メーカーの営業職でした。会社が作った薬を小売店に売る仕事です、簡単に言ってしまえば。さて、その仕事にはどんな能力が必要でしょうか。

まず入社の条件として、自動車普通免許取得というのがありました。私が車を運転できなければ仕事がつとまらないという意味ですね。そういう意味では、私には車を運転する価値があるということが、採用のひとつの条件となっているということです。
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商売は日本でおこなうので、日本語を話せる能力も必要です。あとは、報告書や提案書を書くのに、日本語を書く能力も求められます。なにいっての?あたりまえじゃんってなるとは思うのですが、アメリカで仕事をしようと思えば、英語をはなせないと無理ということになるじゃないですか。それって、英語を話せる能力が必要ってことですよね。日本人で英語がはなせるというのは価値になるわけです。だから、日本語をはなせるのは価値なのです。

プレゼンや商談の能力ってのも大きな価値ですよね。うまくはなせて、売り込みができるということは、価値が高い能力を持っているということなのです。

しょうもないかもしれませんが、あいさつをする能力、約束を履行する能力、きちんとお礼をいう能力も価値ですよね。1才の子にはその能力がまだありませんからね。まあ、その他もろもろありますが、それは全てあなたの価値なんです。

それを企業はまとめてかってあげるよ、だから、うちで全力を出して働いてねというのが、サラリーマンなんです。あなたの価値まとめて、私が買います。そうだなあ、あなたには価値は充分あるが、まだ、そのそれぞれは、ベテランに比べて低いので、最初は400万円で行きましょう、ってのが初任給なのです。

わたしには、これだけの価値があって、学生時間は、こんなことをやってきました。大学が一流大学ってことは、わかるでしょ、高校時代に思い切り勉強したということなんですよ。その根気力わかりますよね。大学時代は、山岳部の部長でした。厳しい条件の中でも、投げ出さず、命をかけて仲間を守れるんです、どうですか、価値あるでしょ、買ってくださいよってのが、就活なのです。

そうやって入った会社で経験と実績を積み上げることで、あなたの価値があがってきて、それが給料に反映し年収があがるということなのですね。そのように考えると、別にサラリーマンも経営者も同じなんです、考え方は。

もしあなたがサラリーマンを辞めて、独立していこうとしたら、その価値をまとめてではなく、いやまとめてでもいいのですが、もう一度誰かに買ってもらう必要があります。そのまままとめて他のところに売り込むのは転職活動ですね。私の実績はこうです、役に立ちまっせ、まとめて、いくらで買ってよというのが、転職です。

フリーランスになったら、その価値をバラバラにして売る感じですよね。

例えば、私には、プレゼンが上手いという価値があったとします。社内でも、お前のプレゼンはわかりやすいし説得力があると言われていたとします。社内で評価が高かったとすれば、もしかしたら、それは売れる価値があるかも知れないってことになります。

よし、まずは、それを売ってみようとなったときに、あなたがしなければいけないことは何でしょうか。

そうです、それを、まず商品にしないといけません。プレゼンの能力は形がありませんから、その無形の価値を、どんなものであるかみせるために商品にします。私は、セミナーにしました。わたしのプレゼン能力は高いですよ、あなたがもしこの能力をみにつければ、給料があがったり、商談がうまく行ったりするかもしれませんよ、だったら、その能力みにつけませんか。

私が教えますよ。つきましては、2時間で1万円の代金を払ってください。1万円の投資で、何百万円の利益を将来的にあなたにもたらすかも知れませんよ、いかがですか?とやるのです。

これでお客さんがセミナーにきてくれたら、あなたの価値がお金に代わったということになるのです。

これがフリーランスの基本的な商売になります。まとめて価値を買ってもらうのではなく、バラバラにして買ってもらうのです。商売の基本はそれになります。

なので、もしあなたが好きなことで起業したいなら、あなたが好きなあなたの中にある価値をまず商品に変える必要があるのです。それが価値起業という考え方です。

もうおわかりでしょうが、まとめて売るのと、バラバラにして売るのとでは、その方法が違います。商品を作ったらそれをお客さんや、将来のお客さんにそれがあるって伝える必要があります。そのために必要な能力は、もうおわかりですね。当然書く能力というのは必然もとめられることになります。

集客の能力も必要です。コミュニケーション能力もいるでしょ。ブランディングもしないといけません。あなたがその商品を何故売るのか、どうしてあなたでないといけないのかというストーリーを作る能力とかもいるでしょう。

そういうことなんです。

サラリーマンも自営業も同じです。価値をお金に代えているのです。そのために働いているのです、ただ、その方法が少し違うのです。

こう考えることで、もしかしたら起業って、もっとシンプルに考えてもいいのかもと思っていただけるかもしれないと思い、記事にしました。

あなたの価値ってなんですか?棚卸しすることで、みえてくるものがあるかもしれません。