実際にモノを売りまくっている人から習ったほうがいいね商売は。
実際にモノやサービスを売った人でないと解らないことが多いからね、モノを買うと決めた時の表情の変化や体の変化。お金を払う瞬間の感情。買うと決めてからお金を払うまでの心の動きとか。そういうのが、わからなければ、モノを売り続けることは難しい。たまたまで売れる事はあるけど長い目でみると結果がでない。
私は22年間モノを売りまくってきた。セールスマンというと、口八丁手八丁で言葉巧みに売り込む、イケイケの押し売りのイメージがあると思うが、決してそうではない。そういう部分もあるが、そうでない部分も多い。
こういう事があった。
上司と一緒にクライアントのもとへ訪問したことがあった。日頃の営業ぶりをチェックしようというものだ。あるクライアントで社長が私のことを強烈に褒めた。
「河村くんは、今までのセールスと違って、無理な押し込みが一切ない。無駄な在庫も増えずにホント助かっている。こっちが欲しいのだけ注文すればそれでいいから楽だわ。変えないでね」
と。
それに対して上司はありがとうございますと頭を下げたが、店を出て車に戻ったら強烈な指導が入った。
「河村さ、押し売りしないから楽って言われて、にやにやと喜んでたけど、あれはセールスにとったら最低の言葉だよ。この人はモノを売る能力ないって言われているようなものだからね。それならお前は御用聞きだよ。店なんか行く必要ないじゃん」
と。
そうである。売れている商品、向こうがほしい商品だけ売ってたらそれこそセールスなんていらない。訪問せず、電話だけまっておればいいのだ。おっしゃるとおり、それならセールスとしては仕事をしていないと言うことになる。
私はそうですねといいながら、その店舗の実績を印刷していたものをカバンの中から出して上司に見せた。過去3年間の実績だ。
「98年の1月から私が担当しております」
そう言って資料を渡した。上司はそれに目を通して言った。
「伸びてるやないか。しかも50%も」
「はい、そうなんですよ。クライアントさんは前より大幅にうちから商品を買っております。ところが、部長もお聞きになったとおり、先方は買っているとは思っていません。在庫にもなっていないから、感覚としては全然買ってないと思っています。実際に先方は私に、あんまり買ってあげられないのにごめんねとさえ言います。購入数は増えて、在庫がないということは、実質的に小売販売数は大幅に伸びているということです」
セールスは論破しては駄目なのに、上司に正論をぶつけたので、あきらかに怪訝な顔をしていました。上司はA4に印刷された実績を私の胸の前に差し出して
「しっかり頼むぞ」
と言って目を閉じ、次の店までの間ひとことも話しませんでした。
セールスは恐ろしいです。クライアントは売り込まれているとまったく思っていないのに、実際は1,5倍も仕入れています。もちろん、それが在庫にならず店頭からはけているのですから、このセールスの貢献度はそうとう高いと言えます。
一方で、また来たんかお前、もうこれ以上売り込まんといてくれと、私の顔を見たら逃げ出す社長もいます。そう言いながらこないと寂しがるのです。そういう言葉と裏腹な気持ちを読むセールスマン河村操は
「そんなこと言って、こなかったら寂しいくせに」
と言いながら、広い店舗内を提案書をもって社長を追いかけまわして、露骨に売り込みます。この店で、前述の店舗でやるようにさり気なく売り込むと、途端に社長はそれを感じます。騙された感じがして、嫌なんだと思います。この社長はかわいそうなセールスから買ってあげるのにいきを感じる人なんです。そういう人には、上手いセールス術より、泣きすがり、買ってくれと頼むのが最高の方法なんです。
そういう事を日々繰り返し1日10件ものクライアントを回り、それを22年間続けてきたわけです。モノを売るということに関してはかなりのスペシャリストでしょう。商売って究極的にはモノやサービスを売ることです。モノを売ってきた人間から習うのが一番いいと思うのです。
そんなベテラン営業マンがその全てを教えようと立ち上げたのが、東大阪ビジネススクールです。セールスの表も裏も知り尽くした生の声を直接ならえる学校。何とも魅力的ではありませんか。
そんな学校が2015年1月からスタートします。1期生は大阪校のみで6名限定の募集です。少人数でガッツリやるので、規模の大きいビジネススクールよりは料金は高くなります。モニター価格は12万円でしたが、おそらく2倍前後になるでしょう。3ヶ月間はそこにかかりっきりになります。学校の他にお金を稼ぐ手段に従事できないので、これくらいもらわないと生活できないという、完全にこっち側の都合も入っています。
敏腕セールスマンの話は面白いですよ^^キャッシュのやりとりがありますからね。今日本で生きていくには日本円が必要になります。それこそ命に関わってきます。その商品が売れないと家族が食えないわけですから。戦国時代の戦のようなものです。だからね、生々しいんですね、話が。おもしろくないわけがない。
料金はおそらく24万円(税抜)。全6回。1回3時間。日程は1月17日(土)31日(土)、2月14日(土)、3月14日(土)3月18日(土)の5回と、2月15日~3月13日のあいだで、都合の良い日時で2時間の個人レッスンを含めての全6回です。
都合が悪い日があれば補講を行ないます。全部の日程に出れるってなかなか難しいですからね。モニター価格が安いのは、一緒にプログラムを作ってくれというのも入っているからなんですね。お金を払って私といっしょにプログラムを作ってくださってるんですねモニター生は。
今彼らは授業を受けながらプログラムを精査してくださっています。1期生に提供するプログラムは進化版の完成版になります。3ヶ月間、私のコンサルを受けていると思ってもらっても結構です。とことんつきあって、あなたの小商いをモノにします。売るから始めて、何を売るか、どう売るか。そのためには何が必要かについて学びます。
来週から募集を開始します。興味がある人は是非、お待ちくださいませ。きっと楽しいですよ