モメンタムって勢いとか惰性とか惰力って意味があるんです。動き出したものは止められないものって感じのイメージがあるんですね私にはこの言葉が。雨が降ったあとの水量が増した川なんかを見るとものすごい勢いがありこのモメンタムって言葉を思い出します。
何かをやろうとするときこの流れや勢いってのがどの方向に向かってるかをちょっと考えたほうがよいなあって気がするんです。私は小説を書いて新人賞を狙っています。上手くいって取れてデビューしたからと言ってそれで飯を食うのは至難の技です。だからといってそれを目指さないかというと目指します。書きたくて仕方ないから書く。伝えたいことがあるから書いているのでより多くの人に読んで欲しい。でもちゃんとしたものを読んでもらいたい。新人賞を通過すればそれは一応ちゃんとしたものですよと言うお墨付きをもらえるので目指す。書かずにはおられないということなんです。
だから書きたいんですって人がいればそれはいいんじゃないっていいます。でもそれで食うのは至難ですよというのも言う。マーケットが縮小しているんです。普通に考えれば厳しいです。
やりたいことをやるのはとても素晴らしいことです。ですが世の中には甘い言葉や誘惑があふれています。あなたが目指しているその夢に向かっている中にその甘いものが飛び込んでいます。なぜ甘いのかモメンタムはどうなっていてるのかそれを提供している人は何故それを提供しているのか。
モメンタムに飲み込まれるのも怖いですし、モメンタムに竿をつきさしても無駄です。まずモメンタムを見て飲み込まれずに竿をたてずに上手く乗る方法を見極めたいものです。私は竿を立ててきて何本も折られた口です。