河村総研にはいくつかのビジネスモデルがあるが、そのうちのひとつで、9割を占めるものを今日は紹介する。コンサルティングやカウンセリングやコーチングなど無形のものや、何かを教える教室系の仕事に携わっている方、もしくはこれからやろうとしている方にとっては参考になる部分が多いと思う。
その方法は非常にシンプル。
まずは情報の提供をおこなう。媒体はなんだっていいが相性がいいのはブログ。ブログは、提供した情報や記事がどんどん積み重なっていく。困っている人が検索したものに引っかかる可能性がある。
どんなメディアだっていいが、ブログはそういう意味で積み重なるメディアなので、断然ブログをお薦めする。このブログで、あなたがやっていることや、ノウハウや知識を思い切り提供していく。ここで出し惜しみをする人もいるが、それはむだだね。いまや情報はほとんどがタダになっている。この先は有料ですよというビジネスモデルはもはや通用しなくなっている。
そんなこともあるので、我々は全部の知識を情報を無料で提供している。そうやって、あなたがどういう人で、なんの専門家で、なにをやっているのかを知ってもらうのだ。それ以外にお客さんに興味をもってもらう方法はもはやないと言える。
そうやって情報を提供したら次にやることは
セミナーとか講演とか講義だ。
あなたのノウハウに、またあなたに興味を持ってくれる人を募ってセミナーや講義を開催しよう。メラビアンの法則というのがあって、文字から伝わる情報は7%と言われている。ブログに書かれているまったく同じ内容を、あなたがセミナーではなしたとしても、聞いている人が吸収する情報はブログの何倍にもなる。
実際にあって、直接話を聞くことの優位性を知っている人は、必ずセミナーに訪れる。そういう人たちに向けて、質の高い情報を提供するのがセミナーや講義や講演だ。
セミナーは無料でもいいし、3000円ほどの安価でもいいし、15000円などの高額でもいい。それはあなたが自由に決めればいいが、弊社では安価でやることをお薦めしている。セミナーはいわゆるフロントエンドと言われる商品なので、安目に提供するのがいいだろう。ただでもいいが、まあ、なんかあまりお薦めしない。
そしてセミナーにきてくださったお客さんの中からコンサルティングやカウンセリングやコーチングの契約を結んでもらうというのが最終目標だ。
セミナーでその内容や、あなたの考えを聞いた人で、それに感銘を受けた方なら、直接マンツーマンで習いたいという人が必ずでてくる。それがないという人は、コンテンツがしょぼい可能性が大いにあるので、見直しが必要だ。
ブログの内容に感銘をうけ、セミナーがよかったら、そのうちの何人かは個人的に教えを請いたいと思うはずだ。そのあたりは、商品をしっかりつくるという努力が必要だろう。
コンサルティング料やカウンセリング料は適当に値段をつければいいが、個人相手だと1ヶ月3万円くらいの契約が限界だとおもう。とんでもない高い値段にするのは自由だ。強みを発掘するだけで、何十万ってのもあるが、適当に色々やって、みつかったあとのマーケティングに10万円かけたほうがよさそうだが、そんな高額の商品も売れているので、色々参考にしてつければいいと思う。
企業の顧問契約なら、あなたがちゃんとしていれば10万円とかは全然あるだろう。しっかりコンテンツをつくり、しっかりしたプログラムを提供すれば全然高くない値段だ。
以上が河村総研で9割を占めるビジネスモデルだ。わたしはこれを人材育成・マーケティング・セールス・コミュニケーション・起業・英語・ゴルフ・サーフィンでやっている。
多くのコンサルタントやコーチが、このビジネスモデルを使っている。なので、これは別に特効薬でも、目新しいものでもない。
うまく行っているか、そうでないかは、それをやっているかやっていないかだけだ。徹底的に丁寧にやれば、結果はでる。うまくいかない人はどこかがおかしいのである。
セミナーがしょぼい可能性はある。なんじゃこりゃってのが結構ある。たいくつなセミナーにでてしまったら、とんでもない損をした気がする。そのあとにコンサルティングのメニューあるよって言われても、もうやめてくれと閉口してしまう。
プレゼン力ってのはそういう意味で必修だなと思う。どうやって講義を組み立て、どんな感じで話すかってのは、とても大事なのに、適当にやっている人が多すぎる。書いてきた原稿を最初から最後まで読むってのは手抜きといわざるをえない。そんなのなら、その原稿を公開してくれたら、わざわざいかないのにと思う。
セミナーの魅力は、何と言ってもライブ感。何がおこるかわからない、その人が熱い思いで伝えたいところはどこなのか。そういうのは文章ではわからないからね。ほお、なるほど、この人がいいたかったことってここだったのねと、ブログを読んでいるだけでは伝わらないところがでてくるからおもしろいのだ。
私を含めてもっと講義力を磨いていかないといけない。講義力を磨いて、おもしろいセミナーや講演を、しまくっていれば、やがて、他者から声がかかるようになる。
みさおさん、今度会合があるから、ちょっとセールスについて話をしてくれないってオファーがくるようになる。
11月に、ある女性たちが実施する研修旅行みたいなツアーの夜の余興としてトークをしてくれとの依頼があった。依頼をしてくれた女性は、私が色々なところではなすのを見てくれていた人だ。今回はその方が幹事で、何か余興をってときに、私に話をさせようと依頼してくださったのだ。
これなんかは間違いなく、色々なところで、丁寧にセミナーをやってきた結果だ。もし、彼女が、俺の講義を受けた時に、なんじゃこりゃって思ったら、絶対にこのオファーはなかったからね。そういう意味において、毎回の講義に命をかけるというのは大事だなって思う。
書きながらあらためて思った。このビジネスモデルはものすごくシンプルだけど、簡単ではないね。セミナーにきてもらうためには、文章でしっかりと、あなたや、あなたが提供している商品の魅力を伝いないといけないし、伝えたら伝えたで、きてくださったセミナーで、最高のプレゼンをしないといけないからね。
プレゼン力は、みなが思っている以上に低い。プレゼンに関しては、自己評価が、自分も含めて高すぎる。あなたが思っているほど、伝わっていないし、楽しくないのだ。
すばらしい商品を作って、それを伝える文章力とプレゼン力を磨く必要があるってことね。色々ビジネスモデルを探しているひまがあったら、とっとと決めて、さっさと鍛錬しろってことなのだよね。