コンサルタントは言語能力が人間並みのスーパーコンピューターだ。

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その分野を中心とした圧倒的な知識と経験をもって、クライアントの悩みを解決するのがコンサルタントの仕事だと私は思っている。

あくまでも主観ね。河村総研のコンサルティングは、ずばりそれ。いやいや、コンサルというのはだね、というのは、他でやってね、うちはこうだから、それが間違ってるとか知らん。コンサルティングは何なのかと日々考え10年。ようやくでた答えだから、そっとしておいて。

自分のゴルフスイングを完成させたい。
前足に乗りすぎてオフザリップで背中側に転ぶ自分を何とかしたい。
器量のでかい男になって女の子にもてたい。
もっと自由に生きたい。
瞬間的に空気を読み、クライアントが求めるものを提供するスーパーセールスマンになりたい。

という人たちに、そうなるためには、何をすべきかというアドバイスを、その人の現状を見て、だすことができる。

そのための研究をものによっては10年以上かけて研究してきた。

コンサルタントの仕事は、瞬間瞬間に、クライアントが求めることに対して最適解を提供することにつきると思っている。

コンサルティング会社に、コンサルティングを頼む人は、悩んでいる人だ。自分でゴルフスイングを完成できるなら、コンサルに依頼しないし、フィンアウトするようなオフザリップをできる人は、コンサルを頼まない。
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自分では解決できないか、もしくはするにしても時間がかかるだろうなという人が、コンサルタントにそこそこ高いフィーを払って、助けてもらおうと思っている。その人たちに、あなたが、今すべきことはこれですよと、わかりやすく、納得できる形で提供する必要がある。

そのために必要な能力は、おそろしく高い次元を求められている。一瞬で、何をすべきかを提供できて、なるほど、そうかと納得して、クライアントが動き出し、しかも結果をだせたなら、高いお金を払っただけのことはあるとクライアントは納得する。

さらに、それが、一瞬で、値千金のアドバイスなら、それはもうプライスレスである。ゴルフのコーチが、有名プロに「パットの時、右肩が前にでている。3センチだけ背中側にひくように構えてみて」と言ったとする。パッティングのラインに対して肩が開いているので、ラインに対して、まっすぐ打ち出せなかったのを、そのコーチが見抜いたのだ。

このプロは、そのたった一言のアドバイスで、5年間まったく勝てなかった状態をだっし、その年3勝をあげ1億2千万円の賞金を手にした。そのプロはインタビューで、コーチのその一言で、パットが入りまくった。今年の勝利は、間違いなくそのコーチのものだと言った。

いったい、その一言はいくらの価値があるだろうか。もしそれを時給換算したらいくらになるだろう。そのコーチは有名コーチで1時間あたりのコーチが10万円だとする。彼のパットを見てアドバイスを送ったのに関した時間が6分だった。10分の1で、1万円になる。

あまりにも安すぎないか。もしそのアドバイスがなかったら、おそらくプロはまだまだ勝てていない。時給換算でフィーを決めるのがおかしいことがわかるだろう。1時間あたりのコーチ料が10万円というのだけ聞くと、その値段がとんでもなく高い感じはするが、このケースで1万円ってや過ぎないって感じがしないか。

そうなのだ。

コーチはおそらく何万時間もかけて、何千人ものゴルファーのスイングを見て、動画にとって、体のことを研究して、こういう時はこうなるとかいうデーターを集めて、朝から晩まで、それこそどっぷりゴルファーのスイングを研究してきたのだ。

だから、パッと見た瞬間に、彼の欠点をみつけ、価値のある一言を提供できたのだ。それを時給で、文字数でわるというのはあまりにもナンセンスではなかろうか。

そういうことなのだ。

優秀なコンサルタントは、自分の分野で、徹底的に、調査分析研究をおこなっている。そして、それを自身で理論化している。さらに、それを、的確に、相手に合わせて、伝えるコミュニケーション能力を磨いているのだ。

相手が今現在どの位置にいるかの判断ももちろんいるし、相手がどんな性格かを見ぬく能力ももちろん必要だ。ほめたほうが良いタイプなのか、プライドをくすぐって、怒らせたほうが動くタイプなのか。

スーパーコンピューターは、圧倒的なデーターと知識の蓄積と、おそろしい計算力で、瞬時に最適解をだす。先日ついに囲碁のプロがスーパーコンピューターに負けたが、コンサルタントは、彼らに匹敵しないまでも、彼らのように、瞬間的に最適な解をだせる頭脳をもつひつようがある。

そして、彼らにはない、高いコミュニケーション能力を持って、ああ、なるほど、今すべきはこれですね先生、ありがとうございますと、言ってもらえるようなアドバイスができれば、あなたは、高額のフィーをとることができる。

アドバイスを専門用語と知識で組み立て、どう、おれ、色々知ってるでしょ、詳しいでしょと偉そうに語るコンサルタントが多いが、知識をひけらかすのがコンサルタントではない。

ただただ、クライアントが、彼らが理想とするところへ行くのを助けるのが仕事なのだ。クライアントが、先生ありがとう、助かったよ。先生がいたから、ここまでこれたよ、時間を節約できたよと言ってもらえてはじめて、コンサルタントは仕事をしたと言えるだろう。

そんなコンサルタントになるためには、相当努力しないといけないが、それだけのやりがいはある。先生のおかげですと言われて、高額のフィーをもらったときの喜びは、なにものにもかえがたい。実体のないものを売っているせいで、怪しいとか、うさんくさいと言われることの多いコンサルティングビジネスだが、その瞬間のために、やるだけの価値のある仕事だと思う。

コンサルのみなさん。立ち止まっている暇はない。クライアントのために、すべてのスキルをあげていこう。スパコンなみの頭脳を手に入れ、コミュニケーション能力を磨いていこう。

あなたがいてくれてよかったと言われるコンサルになろうではないか。