英単語覚える順番

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英語を話そうとするときそれを丸暗記するとか本を読んでいく中で覚えるとか関係なしに絶対に必要となってくるのが英単語だ。私は英語を話せるということもあり質問を受ける中で多いのが語彙についてのもの。

丸暗記のほうがいいですかとか良い単語帳ありますかとか。特に多いのは何から覚えたらいいかというもの。この質問に対して私が自身を持っておすすめするのがLongmanの英和や英英辞典。これがとてもすぐれている。

実はこの英語辞書。年配のかたのなかには辞書で英語覚えるなんてと嫌悪感を抱く人も多いと思うが実はこの英語の辞書、コーパス以前と以降ではまるっきり違ってくる。コーパスというのは簡単に言うと地球上にある、色々な英文を片っ端から拾ってきてその中でどの単語がどれくらい使われているかをコンピューターでみるもの。

例文なんかもそこからとってきているので、以前の辞書に比べると、格段に自然な英文がのっている。クライアントさんや弟子には辞書を読めと言ってるくらいだ。もちろん雑誌や本を読むなかで覚えるほうが定着し記憶に残りやすいが、これにも欠点がある。

学習が進んでくると未知語に出会う確率が減るのだ。最初は知らない単語が多いので読むたびに未知語に出会うが、覚えた単語が増えてくるとなかなか出会えない。そういう意味では辞書はものすごく効率がよい。面白くないのが欠点だが。

なかでもlongmanが優秀なのはその頻度ごとに記号が打ってある点だ。S1S2S3 W1W2W3 J1~J8。この記号はそれぞれSはspeakのs。数字の1は1千語。つまりS1は話し言葉で頻出の1〜1000ということ。WはwriteのW。W2は書き言葉にでてくる頻度が1001~2000番という意味。Jは大学英語教育学会が認定していて、これも頻度順になっている。

これを頻出順に覚えていくほど効率がよい記憶方法が他にないだろうと思う。数千万語のデーターからとった英単語だ。頻出順に覚えれば出会う可能性がとても高いということだ。

S1~J8まで覚えたらおそらく1万語くらいは習得できるだろう。1万語あれば相当読めて話せるだろう。語彙不足を痛感しているあなた、是非一度おためしあれ。