師匠の見つけかた

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「その師匠を見つけるのが難しいんですよね」

昨日の投稿を読んでくださった読者の方からいただいたコメントです。そうなのかって思った。今こうやってブログを書いてる途中にもコメントをいただいた、それが、難しくて困っています、何かコツとかありますかと。

(昨日のブログ『上達の秘訣その1』はこちら)

そうなのか、そこが難しいのかと考えこんだ。私自身は師匠選びにあまり困った事がないからだ。各方面に師匠がいる。合計すると、合計するってのもなにか失礼な気がしないでもないが、5,6人いる。よくよく考えてみると、この人を師匠として師事してから、やっぱやめたってのはない。やはり、俺の眼に狂いはなかった、この人は素晴らしい師匠だと、選んだ時から変わらず思っている。

そこで考えてみた、なぜ、そうなるのかと。理由はいくつか考えられるが、まず、

あいまくる

この人を師匠と決める前に、その筋の人と会いまくるってのがある。例えば英会話をものにしたいと思って、しかも人から教わりたいと思ったら、まずは、それを教えている人に会いまくる。それこそ、機会をどんどん作って、西に英会話を教えている塾があると聞けば行き、東に独学でTOEIC900点をとったという人がいたとしたら行く。

今はネット社会なので、直接会うことなく、色々な先生の英会話上達法や、その信念何かを聞くことができる。そうやって、できる限り、会う。そうしていると、これはって言う人が出てくることもある。そうやって、たくさんの人の考えかたや教え方を聞くというのは、よい師匠を出会う可能性をあげると思う。

精通する

実は、会う前にすることがある。それは精通だ。英会話を学ぶということに、できる限り、自分が出来る範囲でいいので徹底的に調べるということが必要だ。よい師匠が選べないとしたら、もしかしたら、それに関する、この場合英会話に関する情報が足らないからかもしれない。

もしあなたがサーファーでないなら、いきなり私をサーフィンの師匠と決めるのは難しいだろう、私がサーフィンの師匠として適当かどうか判断する材料を持ち得てないからだ。情報がまったくないと、いいか悪いか判断できない。

情報の波に溺れる、情報が多すぎてかえって迷うと言ったような声も聞くが、足らないよりは全然ない。人と会う前に、できるだけ多くの情報を持っておいたほうがいい。情報が多く、そして、それらを知恵にかえることができた場合は、会った瞬間に、この人は違う、自分には合わないといった判断ができるようになる。

そういう意味においてもできるだけ情報を取得し、知恵に変え、それに精通すると、師匠を選ぶ眼が養われると思う。

理念がいる

自分の理念はいるでしょうね、それがないと誰を選んだらよいかわからない。前述の精通も、この理念、例えば英会話学習についての、自分の理念とか生きざまとかいうのを見つけるための行為でもある。

師匠を決めようと、自分で情報を集め、知恵をつけ、それに対して精通しようという行為を繰り返している内に、まず、自分の中で、俺はこのようにして英会話を習いたいんだ。

ネィティブスピーカーとマンツーマンで日常英会話を繰り返した結果、簡単な会話などのパターンを覚えて、英語の音にも慣れたので、少しは話せるようになったという声を友達から聞いた。ところが、彼は言った。基本的な文法をやっていなかったから、その後が苦労した。最初に文法をもっとやっておけばよかったと。

そういう友達の意見を聞くことによって、ああ、自分はどうやら、そこを目指しているのではないなあ。将来は海外の取引先を増やしていきたいので、ビジネスレベルで使える英語でないと意味がないなあ、まずは文法かという考えが脳の中に増える(ネイティブからマンツーマンで英語を習うのが悪いという意味ではないので、あしからず)

そういう事を繰り返すことによって、英会話を学ぶときの信念みたいなのが徐々にできてくる。文法を徹底的にやることで英会話の基礎を作り、将来はそれをベースに、ビジネス英語を自分の中に確立していく学習法を提供している人っているかなあ、というような目線になってくる。

自分が師匠を選んだ時はどうだったかなあと思い起こしていると、この理念ってのが、がんこなほど自分の中にあったなあと思いだした。理念はあったほうが師匠を選ぶときに効果があるなと思った。

以上が、師匠を選ぶときの方法についての私の考えだが、よくよく考えると、やはり、自分がまず自分で、やってみるってことなのかも知れない。英会話ってなんなの?本当に必要か?もし必要ならどのレベルまでだ、それにはどうやって習うのがいい?ってまずは自分でやるってのが必要ではないかと思った。

自分はどうりなりたいのか、そのためには、どのような方から学べばいいのか、もしかしたら、決められない理由は情報不足なのかも知れない。そう考えると、あせって師匠を決めるというより、とりあえず、思いきりやってみるというのも、大切なのかも知れない。あなたは、どうお考えですか

追伸

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