なぜ中級者にしぼって教えているのか。圧倒的に教えやすいからだ。

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中級者には経験がある

わたしのおしえかたは

畳の上の水練
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と言われる方法。理論なんかやったって上手くなるわけない。それって畳の上で泳ぐ練習するようなものだよ。どう考えたって泳げるようにならないじゃん、と理屈本位で行動をとらない人を揶揄するような表現だ。

わたしは、これを徹底的にやる。サーフィンのスクールはまさにこれだ。わたしは海では教えない。教えるのは会議室で、方法はプレゼン方式なのだ。海でサーフィンせずに上手くなるわけがないと言われたらその通りで、やはり海でサーフィンしないと絶対に上手くならない。

だがいっぽうで、海で何も考えずにやっているだけでは、人によっては上達が頭打ちになるケースがある。私が対象にしているのはまさにそこだ。海でやったけどうまくいかない。じゃあ、いちどハウツーとか理論とかを学んでみようかなって人が対象なのだ。

だから、中級者でないといけない。ひととおり海で、サーフィンをしていていただかないと、やったことない人を会議室で教えるのはむずかしい、いや、不可能だ。初心者の頃は、なにも考えず、ひたすら、くる波を追いかけ、波にのるという行動が大切だ。それで、行き詰まったら弊社が運営するスクールにきていただきたい。

経験がない人には、学べないシステムになっている。そういう意味においては弊社が、教えることができる対象はすこぶるせまい。

オン・ザ・ジョブ・トレーニング

OJT オン・ザ・ジョブ・トレーニングという言葉がある。営業や販売や製造などにおいて、仕事をしながら練習して、腕をあげていくという方法だ。営業なんかは、このほうが早かったりして、研修などほとんどせず、現場で先輩や上司がやっているのを見よう見まねで覚え、そのまま経験を積んでいくというケースが多い。

ほとんど研修せず、名刺とパンフレットだけもたされて、行ってこいと言われて営業を始め、もう10年たっているぜ、みたいな営業マンは結構いる。

研修にはお金がかかなるので、大企業ならまだしも、中小零細は、それにさく予算がとれず、仕方なくOJTでやっているというところが多い。最近は、そういう企業に、再研修という意味で、営業の基本とかも教えているが、まさにそれは中級者にサーフィンを教えるのに非常に近い。

現場で経験と実績を積んでいるからこそ、机上での理論が生きてくる。あたらしく学ぶことももちろんあるが、研修でならうことが、今までやってきたことの裏付けになるというケースが多く。

ああ、ずっとやってきた俺のやりかたは間違っていなかったんだとなり、その後の仕事に大きな影響を与えたりするのだ。

この方法は上達のかなめ

上達の方法は数あるが、この方法は、ひとつの優れた方法だ。

ある程度経験したあとで、もしくは、途中で理論を学ぶということのメリットは計り知れない。最初から研修をうけるよりは圧倒的に効率が高い。

ちなみにわたしはゴルフや英語も教えているが、初級者や、まったくの初心者はお断りしている。私が教えることもできるが、費用対効果でわりがあわない。

最初はただただやりまくればいい。失敗しまくればいい。どんどんやってほしい

型ができる

そうやることによって型ができる。ひとつの基準というかものさしが体にできるのだ。これがすこぶる具合がいい。

あなたはボトムターンのとき、そういう形なんですよね。でも私が提唱するのはこれです、と実際に動いてもらう。ずっとやっているその姿勢と、大きく違う理想の形に、生徒さんは大いに戸惑う。そこに強烈な違和感ができる。

実はそれがいい。

その違和感を、覚え、ああ、この感じがでてるときが、理想の型なんだなってのが、次に海に行った時にわかる。我流でやると変な癖がつくからよくないと一般的には言われるが、私はそうは思わない。その型がまちがっている変な癖であったとしても、体の中に基準となるものさしがあるほうが、教えるほうも、教わるほうにも都合がいい。

かなり、かたよった考え方だが、私はこの方法で、上達している人をいろいろな分野において量産している。

その上達のスピードをまぢかでみていると、中級者専門の上達塾はやめられない。癖のある人いらっしゃい、見事に上達させましょうぞ。

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