私は現在専門学校を立ち上げる準備をしている。自分の中にある価値を売れるものに変えて、それを売っていくことで生きていく起業家を育てる学校だ。もちろん、それで起業したいという人をターゲットにやるものであって、無理やり、こっちの世界は楽しいのでおいでというものではない。興味があればおいでというものである。
3年間かけて準備を行ない、起業してまもなく3年が立とうとしている今、起業(といってもごくごく小さい商いの話だが)において何が必要であるかというのがわかってきた。経験を通して、何が必要であるかがわかってきた。その中のひとつに、コミュニケーション力というものがある。
必修だね。
ない人は無理だね。下手でもいいのだ、積極的によりよいコミュニケーションを取ろうとしている人でないと、何かを売ろうとかサービスを提供しようとかは無理なので辞めたほうがいい。あなたが、何かを売ろうとするなら、それを買いたいと思う人とクソ丁寧にコミュニケーションを取っていかないといけない。
媚びる必要はまったくない。あなたは何かの志があって起業するのだ。あなたの価値観があって、それによって、あなたの中で育ってきた価値を商品やサービスに変えて売るのだ。そこにはあなたの主義主張が乗っていてしかるべしだし、あなたが売りたいものを売ればいい、あなたが伝えたいことを伝えながら。
ただその時に、絶対に必要なのが、それは、相手にとってどうなのかと考える目線。例えば私は、何かの講座をする時に、できるだけそれを面白いものとするために、講義中笑いが耐えないものにしようと努力する。そのほうが、絶対に学びも深くなるからだ。
だからといって、笑いをとるためなら何をやってもいいということにはならない。お客さんは、わらうために私の講義を聞きに来るわけではないのだ。例えば講義のテーマがプレゼンの上達なら、プレゼンのスキルをあげる人が講義にくるのだ。そこを考えないととんでもないことになる。笑いたい人はお笑いライブに行くからだ。
講義めっちゃ面白かったけど、プレゼンの事言ってたっけ?ってなってはどうしようもないのだ。
実はこういう事って意外に多い。先日もあった。私はwebのデザインに置いてプログラミングの基本を習いに行きたいと思ったので、そういう講座がないかを探していた。ちょうどいいのがあったので参加した。プログラミングの基本を、初心者にも解りやすく教えますというもの。
もちろんその話はゼロではなかったのだが、講義のほとんどが、SNSを使ってどうやって集客するかって話だった。講義の冒頭、講師が、webデザインの中でプログラミングを学ぶというのはとても大切ですが、その前に、webの最近の基本とも言えるSNSでの集客について少しはなします、とやりだしたのだ。そんな話は、いらんねん、どっちかというと俺それ、教えてるほうやし、となった。もちろん、私の知らない話もあったので、勉強にはなったのだが、英会話教室に言って、最初の20分母国語も大切ですよと、外国人から日本語をならったような感覚だった。
相手が何を求めてそこにきているか、あなたのサイトにきて、あなたのブログを読んでいるか、あなたの講座になんのために来ているかを徹底的に読む能力が必要になってくる。
あなたは、あなたの伝えたいことがあり講座を開く。内容を決めタイトルをつける。そのタイトルを見て人が集まってくる。あなたのその文言をどうとらえて、どういう人が、どういう話を聞きにやってくるかを徹底的に考えるのが、コミュニケーションの基本である。そこにまったく興味がない人、ここまで言われてもその必要性を感じない人には、物を売ったりサービスを提供したりはおそらく無理である。
コミュニケーションについて、あなたはどうお考えでしょうか。
22年という長い期間をかけて、コミュニケーション能力がまったくなかった新人営業マンが、そこに立っただけで、その場の空気を読みとり、瞬間的に最高のコミュニケーションをとれるベテラン営業マンになるという壮大なストーリーが随所に詰まったコミュニケーションを上手に取りたい人のためのメルマガ。読みたい人は、無料で読めますので、是非ご登録を。