モテたかったら臀筋を鍛え上げろ

シェアする

犬とか猿には臀筋がほとんどない。

後ろから見たら肛門が丸見えだ。何故ないのか?

何故なら彼ら四足歩行動物には必要ないからだケツの筋肉は。人間は二足歩行を選んだから臀筋が発達した。

お尻が大きいのが最大の魅力だとする国はいくつかあるが、人間が人間とされる象徴としてケツの筋肉が存在することを考えるとそうだよなあと言える(写真はイメージです)

ヒップハングと言われるパンツがある。股上が浅くお尻が見えそうなズボンのことだ。ひと昔前大いに流行って、多くの女性が履いていたが、まあこれが似合うなあという日本人女性をあまり見かけなかった印象がある。欧米人はものすごく似合う人が多い。

すでに周知とも言えるが、日本人のお尻の形は平べったくて四角いのが多い。丸く高い欧米人とは真逆の形だ。ヒップハングのパンツはどうしたってお尻に目が行く。丸くてポーンと張っているおしりの方が圧倒的に似合う。どう考えても欧米人に分がある

ではいったいなぜ同じ人間なのに日本人と欧米人のお尻に違いがあるのか。諸説あるが、わたしは畳文化と椅子文化の違いだと言う説を推す。骨盤の前傾に関わってくる。

本来人間は骨盤が少し前傾しているのが自然な形だ。仙骨から伸びる腰椎は背中側が凹んだ感じで上に伸びていく。腰椎はやがて胸椎につながり肩甲骨のあたりで逆に曲がる。猫背がだめだと胸を反るように伸ばしている姿勢を良い姿勢とする人も多いが、そこは若干前に曲がっているのが自然だ。

畳に座るとこの骨盤付近が後傾してしまう。椅子に座ると前傾を保てるので欧米人は人間の身体に自然な姿勢を普段からとっている。この畳に座って後傾ぐせのついた感じであるくと、臀筋を使えない。

スクワットやデッドリフトをするとき臀筋を活用するが、その時は骨盤を必ず前傾させてやる。後傾させると腰椎を痛めるからというのが直接の理由だが骨盤を前傾することで足の裏側やお尻を使いやすくなるというのはきっとある。

で、どうすれば日本人のお尻がかっこよくなるかということなのだが、とりあえずナチュラルな骨盤の前傾をとりもどすようにしてみよう。畳に座るときも骨盤の前傾を意識し、椅子に座るときも骨盤をしっかりたてて若干前傾させる。その状態で歩くときも意識する。

出っ尻にしすぎるのはよくない。前傾過多になるとおなかがぽっこりでてくるのでそれも避けたい。骨盤をナチュラルに前傾させ、足を前後に振り出すようにして歩く。歩き方の詳細は書かないが、とりあえず骨盤の前傾を正確にしてみよう。ネット上のあちこちに落ちている骨格の写真や絵を参考に立って欲しい。

あなたのケツが美しくなればきっと世の中はよくなる。もちろん、男女問わずだ。