家で食事をするとき、主食は玄米なんです。
精製していないので白米に比べて栄養価が高いのです。だから玄米を食べています。玄米を食べていると体に良さそう凄いねと、言ってもらえることが良くあります。うれしいです。ビタミンミネラルが豊富で繊維質も入っているので便通もよくなります。まちがいなく、白米より栄養価が高くそういう意味では良いと言えます。
一方で指摘される弊害も多いです。
まず、残留農薬問題。もみ殻の中に農薬が残りやすく、それをそのまま食べるので、白米に比べて農薬を体の中に入れる率が高くなります。もうひとつは、胃に対する負担です。硬く消化がわるいので良くかんで食べないと胃に負担をかけます。しっかり噛んで食べる必要があります。あと、まずさです。白米に比べてあまりおいしいとは言えません。銀シャリにシャケのほうが贅沢な気がします。
あと、もうすこし専門的なことになると、含まれているミネラルが体に良くないという意見もあります。これに関しては、大丈夫という意見もあるので触れませんが、そういう話しもあると言うことです。玄米は栄養価が高くとても良いとおもいます。ですが、同時に駄目ではないかということもあるんです。
玄米が体にいいという話しを聞いて、飛びつくのも良いですが、かならず否定側から見ることが必要だと私は思います。
例えば赤ワインのポリフェノールが血圧をさげるのに効果があるとします。それはよいと、赤ワインを飲みまくると、今度はアルコール摂取量が増え、肝臓に負荷がかかります。奥さんから酒を控えるように言われているお父さんには、かっこうの材料にはなりますが。
一方に有利なことしか言ってないことが多いです。
私はセミナーに行くのが好きです。ただ、わたしの所持金はどんどん減っていきます。だまされるわけにはいかないので、必ず両側から見るようにしています。ポジショントークではないか、あなたが客ではないのか。この情報を流すことで得する人間は誰なのか。しっかり見届けないと大変なことになります。
世界一の投資家ウォーレンバフェットの名言にこんなのがあります。「ポーカーをはじめて20分たっても、まだ誰がカモかわからないときは、自分がカモなのだ。」カモにならないように気をつけましょう。
話しを戻します。それでも、私は玄米を食べています。弊害を取り除くように注意しながら。米は農家のかたが(妻の実家)あまり農薬を使わないで作った米をもらい、残留農薬問題を回避しています。胃への負担の問題はひと口30回以上噛むことで回避しています。30回噛めばどろどろになり、胃への負担は大幅に減ります。
このように弊害をクリアすることで、玄米は栄養価の高いたべものとして私たちを支えてくれています。
情報のほとんどがポジショントークだと言われています。しっかり読んで自己防衛しましょう。
追伸:もし、この文の最後にこんなものがあったらどうしますか。
なお、農家が自分の家で消化するために作られた無農薬の玄米を特別にお分けいたします。1キロ1000円で5キロからお分けします。もし必要な方がおられましたら、ご連絡くださいませ。
完全に今日のブログがポジショントークになるわけです。いい無農薬の玄米があるから買ってくださいね。というセールスレターより説得力があります。きっちり、欠点も出しています。玄米っていいっておもったけど、結構弊害も多いねんなあと、途中までは思います。
ですが、最後に読者の方の不安を取り除いています。残留問題は減農薬で、胃への負担は噛むことで。ネガティブ情報をしっかり出すことで信頼感を得ています。
いいでしょ、いいでしょ、というよりよっぽどインパクトがあります。
文章には必ず目的があります。それはあなたに何を伝えようとしているのか、見抜く必要があるわけです。