素直なこころ

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すなおな人は成長がはやいって話。

知らんがなである。知らんのである。お前から言ってきたんやろってことである。例えばゴルフ。私はゴルフがそこそこ上手い。ハンデキャップが3まで行ったことがあるから全ゴルファーのトップ5%には間違いなく入っている。先日もバックティーからハーフ37で回った。これで下手なんですって謙遜したら嫌味になるくらいのレベルだ。

もちろん、おそらく当たり前ではあるがゴルフをこっちから教えることはしない。一緒に回っても何も言わない。あの人下手なんだからちょっと教えてあげてよと言われることはあるが、それでもその人が望まない限りこちらから教えることは絶対にない。

いっけん冷たいようだが本人が望んでもないのに教えるのは迷惑千万である。絶対にやらない。ところがである、もしその人が教えて欲しいということであれば一変徹底的に教える。これでもかというほど指導する。私の指導方法はどの分野においてもおそろしく理屈っぽい。まあ面倒くさい。スキー場で子供にスキーを教えてる時あまりにも理論が長すぎて親からクレームがきたほどだ、子供が凍ってしまうからやめてくれと。

なので教える前にその話をする。私は私のやりかたしか知らない。その方法しか教えることができないが大丈夫か?あなたに合わせて教え方をかえるなど変更できないが大丈夫かと。事前に聞く。そしてオッケーをいただいた人にだけ教える。

ここで冒頭の話に戻るのだが、そうやって確認とったにも関わらず、いやそれはできませんとか、それはやってみたけど駄目でしたとか、こうやりたいんですけどあきませんかとか言ってくる。挙句の果てには私はそれだけはやりたくないって言うんです。

知らんがなである。わたしが生意気な感じにうつる嫌いもないではないが、最初にきっちり断っている。それしかできませんよって。いやいやあなたが教えてって言ってきたから教えているのであって、私からは言ってない。同時にあなたは許否する権利もあるからやめましょうってなる。

阪神の4番ゴメスがとても素直で掛布打撃コーディネーターが驚いた、彼は伸びるって言ったという記事を読んでこんなことを思った。元横綱千代の富士こと九重親方も言っていた。新弟子をとるときに気にするのは素直かどうか。素直な子は伸びると。

今日は教える立場でブログを書いたが実はこれ自分へのいましめでもある。わたしもできるだけ素直な心で習いに行くのをこころがけているのだが、実際にはそうではない。講師の話を聞きながら、それはできんやろってつい思ってしまっている。素直なこころが七難を隠す。素直が一番である。