感じるな、考えろ!

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ブルース・リーが残した有名なセリフ

Don’t think feel.

というのがある。訳すと「考えるな感じろ」だが、これはもっとあとのほうだ。

最初は徹底的に考えたほうがいい。英語をペラペラとはなす日本人はどうやって勉強したのか、日本語をほぼネィティブのように、時にはネイティブ以上にはなすディブスペクターはどうやって日本語を勉強したのか。考えたり調べたりしたほうが上達のスピードははやい。

日本で販売されている雑誌で、英語の達人になる方法がたまに特集される。その時に達人インタビューがあるがほとんどが英語がペラペラになった日本人へのもの。日本語がペラペラになったアメリカ人へのインタビューとか皆無。英語より習得があきらかに難しい日本語をどうやって習得するかを聞いたほうが、外国語を習得するヒントがもっとえられるかも知れないのにといつもおもう。

私は日本語が堪能な外国人に会うと興奮して必ず聞く「How do you study Japanese?」と。

英語が上手くなりたかったら、うまくなった日本人に聞けばいいというのは感覚的にわかる。感じるから、聞いてみる。もちろんそれでもいいが、ちょっと待てよと考えてみると、逆に日本語をペラペラはなす外国人からのほうが面白いノウハウが聞けるかもとなる可能性がある。

サーフィンとかゴルフ、上達したいと思ったら、プロやプロ級の上手い人に聞いたほうが、中途半端に上手い素人よりいいだろうと誰もがおもう。感じている。ところが、名選手名監督にあらずという言葉があるように、プロになる人の中には天才が何人か含まれていて、彼らは感じたままやるだけでプロになっている。下手な人が、凡人がどこで躓くかがわからない。だから教えられないということになるのだ。

それなら、逆に思い切りどんくさい、運動神経がまったくない人が努力で上手くなった人に教わったらどうだろうかと考えてみる。きっとありとあらゆる場所で躓いているから、上達しない原因をかなり沢山しっているだろうなと予想できる。

ちょっと考えてみると、世の中が違って見える。みながパッケージツアーで旅行に行くけど、まあきっと安いだろうけど、もしかしたら個人旅行のほうが安く行けるかなと考えてみる。ほんまかいなと色々なことを疑ってみるのをクリティカルシンキングというが、そういう考え方もあるということを知っていれば人生が豊かになる。

考えるのって強烈に面倒くさいし、考えてばっかりいる人間は結構面倒くさい奴が多い。だから感じるほうが実は楽で、何かかっこいい。

感じるのを辞めろと言っているのではない。考えて考えて考えてたどり着いた先に感じるがある。考え続けた結果、感じることができるようになると私はおもうのだがいかがだろうか。

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