三度の飯よりサーフィンが好きな僕が、海のない滋賀県に住む理由

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僕はサーファーです

サーフィン歴は24年です。これだけやっても飽きないです。とんでもない魅力があるスポーツです。今日やってもまた明日やりたくなる。サーフィンをしまくりたいのでサラリーマンを辞めたというのも理由のひとつとして間違いないところです。

今の職業は、どこにいてもできます。もし僕がサーフィンしまくりたいならメッカである千葉や湘南や宮崎や四国に住めばいいのです。そこでも仕事は充分できます。朝起きて波が良ければサーフィン。仕事の日程をずらしてサーフィンもできるわけです。でも僕はそれをしない。なぜか。

滋賀には山と湖と都会と田舎があるからです。

海沿いには海しかないです。それはそれで最高なのですが、私は山も大好きです。それなら千葉でもいいじゃんってなりますが、千葉には琵琶湖がないです。湖なら茨城は?ってなりますが、まあ茨城でもいいのですが、それなら滋賀でもいいのです。

ニュージランドあたりでは湖の前はlake frontと重宝され、土地も建物も高いです。湖の近くって場所的価値が世界ではものすごく高いのですよね。日本はなぜかそうではないですが、湖の近くが気持ちいいってのは何となくわかります。

だから滋賀なんです

ってのは実はあと付けで、ほんまは毎日サーフィンしたい(T_T)仕事辞めたら絶対に移住すると思っていたのだが、なんとなくそのまま滋賀にいたのですが、おいおいちょっとまて、これも悪くないぞと思い始めたのです。その理由は以下の通り

全てのサーフポイントへのアクセスが便利

地図の赤いポイントが自宅で、青いポイントが良く行くサーフスポット。どのポイントも200キロ以内にあり、4時間以内で行くことができる。4時間ってとんでもないなあと思うが、日本海にも太平洋にもこれでいけるのはおっきい。

多くの方はご存知ないが、基本的に太平洋は冬は波がなく、日本海側は夏に波がない。千葉とか宮崎とかは結構いつでもあるが、静岡とか四国とか三重や愛知は冬は波が少ない。そうなるとわざわざ日本海にいくことになる。日本海サーファーは逆に夏は太平洋にいかないといけない。はしからはしなので結構たいへんだ。そういう意味において、どちらにもいきやすい。裏を返せば、どちらも少し遠いというデメリットだが、まあ、それはそういうものとする

ドライブが好き

愛車は15年落ちのベンツ。フロントグリルの顔に惚れて買った。サーフボードを載せるのでワゴンにした

この車で好きな音楽を聞きながら、次の企画を考えながら運転してたら4時間はあっというま。スバルのインプレッサと迷ったが、FRなベンツにした。今の車はほとんどがFF。FFのタックインも好きだけど、駆動とハンドルが別になったFRは運転していて楽しい。高浜に行くときのワインディング・ロードは最高なのだ。

千葉にいたらそれを楽しめない。すぐに着くからね。サーフィンに行くための用意をして

車に積み込んで、音楽をつけて真夜中の道を静かに走る。仕事の疲れとかふっとんでいくほどの快感だ。波の予測精度は高まったと言え、フタを開けてみないとわからない波。2時間走って、こんな光景を目にしたらテンションはマックスになる

音楽が聞ける

好きな音楽を聞きながらいける。

ステレオの前に座って、じっとして音楽を聴く習慣はない。何かしながらってことになる。何かしながらってのなら、ドライブしながらに勝てる環境はないのではと思うほど音楽とドライブはまっちする。アナログフィッシュに始まり、海にはいる前はパンクやらハードロックでテンションをあげ、夕暮れを疲れた体でドライブする時はジャック・ジョンソンが合う。

音楽とサーフィンとドライブ、相性は抜群だ

仕事

詰まってきて、いいアイデアがでないときのドライブは最高だ。違う景色をみながら走ったら、その瞬間にアイデアがでてくる。週末のセミナーの練習にも最高だ。大きな声を出しても誰にも怒られない。〆切が迫り、いよいよアイデアがでないときに、1時間でもいいのでサーフィンしようと走り出すと一気にまとまったりする。

多くの哲学者が散歩したというが、その効果は計り知れない。

というところが、私がサーファーなのに滋賀に住む理由だ。くやしくて、ねたみで、負け惜しみで書き始めたが、書いていると意外にメリットが多い。波への枯渇ども上達を助けると言うしね。いつでも海があると思うと集中力が落ちるかも知れないしね。

昨日も2時間だけサーフィンしたが、いい波で最高だった。そして、この記事を書こうと思いついたのだから、滋賀に住んでサーフィン三昧ってのは、案外素敵な選択かもしれない。