ゴルフコンサルタントかわむらみさお

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かわいい弟子がゴルフをしたいと言ってきた。ものごとを教えてもらうなら河村操先生だろうということで、始めるなら先生に習いたいと言ってきた。実は先生ゴルフかなり上手い。ハンデ3までなったことがある(大昔の話で今は喪失している。昔とったきねづかだ)

なんで?と弟子は泣きそうな顔になっている。どうせならいちからちゃんと習いたいと。いやそれは駄目だ、もったいない。わたしのコンサル料は個人相手は1ヶ月3万円企業は10万円〜だ。初心者がわたしを雇うのはもったいない。

最初から変な癖がつかないように、先生から習いたいというのだが、別にそこはあまり気にしない。まずは、とにかく、初心者はとにかく、クラブを持って球を打ってきて欲しい。実際にラウンドしてきて欲しいのだ。それから、ある程度経験してから、へんなスイングを身につけてからきて欲しいのだ。

わたしのゴルフレッスンはおそろしいほど理屈っぽい。スキーのレッスンをゲレンデで子供相手にしてたときに、理論説明が長すぎてあとからクレームがきた。もっと滑らせろと。それくらい、理屈っぽいので、あるていどやっといてもらわないと理解ができないのだ。

そして最低1年くらいかけてスイングからメンタル、スコア管理、ラウンド論、練習論などで徹底的にコンサルする。今後20年くらいもう誰からも習う必要がないくらいのものを、教えこむ。

現在わたしは年に10回ほどしかラウンドしないが、それでも85くらいでは回ってくる。練習もまったくしない。いつもいく友達にクラブを預けっぱなしで、ラウンドするときに持ってきてもらう。それでも、それくらいで回れるのは、完全にどういうものか理解しているからだ。

わたしよりゴルフうまい人も教えるのがうまい人もいっぱいいる。でも、これほど理屈っぽいレッスンはそうないと思う。もちろん、用具にレッスンにお金をかけるなら、思い切って年間36万円でわたしと契約を結び、こんご何十年ももつ土台をみにつけてみるってのは、かえって節約効果があるのではないかと思う。

ともだちの岡本篤がマニアックなメルマガを書いている。今回の記事も興味ある人が全国に何人いるんというような内容。そこに書いてある内容と昨日わたしが弟子に話していた内容が、リンクしていたのでここに引用させてもらう。著作権を放棄し、コピペ自由ということなので、引用させてもらう。

まずはやってみようという部分がリンクしている

以下引用

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岡本篤の加古川Watcher 0074号
チェンソーをどう使うか            2015/02/26

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★ チェンソーをどう使うか
★ 目立てを短期集中で身につける

前回の「どう買うか」に引き続き、今回は「どう使うか」について。

今週は水曜日の早割り(早朝薪割り会)は「チェンソーの目立て講習会」をや
った。定期的にLumberJacks加古川のメンバーにチェンソーの目立てのしかた
を教える。丸太の切り方は教えずにメンテナンスのしかたばかり教えるのは、チ
ェンソーというのは残念ながらかなりめんどくさい道具だからだ。買っただけで
は使えない。

これを痛感したのは東日本大震災の被災地である。

被災地域があまりに広かったため、復旧工事が進むまでのあいだ住民みずから
ガレキを整理する必要があった。家財道具や避難生活に必要なものを倒壊した自
宅から発掘したり、道路に横たわるガレキを解体したり。

支援物資を送り込んでくるNGOの中には気の利いたところがあって、そうい
うニーズをいち早く察知してチェンソーを何台も送ってきた。スタッフがちゃん
と現地を訪ねて要望を聞き取ったのだろう。

しかし問題があった。せっかく送られてきたチェンソーがすぐ使えなくなって
しまうのだ。チェンソーで木を切るのは素人でもできるのだが、目立て(刃を研
ぐこと)をできる人はなかなかいない。

被災地のガレキは建築物の残骸である。燃料用の丸太とちがって、クギやネジ
がたくさん打ち込まれ配線が絡みつき津波のせいで土砂を大量にかぶっている。
いくら目立てをしていてもチェンソーがすぐに切れなくなってしまう。

新品なのに、目立てができないために無用の長物になってしまったチェンソー
をよく見た。

とにかく目立て。これがいちばん重要で、しかもややこしい。

チェンソーというのは刃が包丁のように平面的でなく、90度に折れ曲がった
立体として木を削り込んでいく。目立てはWEBサイトでいろいろ調べてみても
たいへんわかりにくい作業だ。

「上刃目立て角」
「横刃目立て角」
「上刃逃げ角」
「横刃逃げ角」
「デプス(ゲージ)」
「上刃切削角」……

なんて専門用語と数値がたくさん出てくる。たとえばこんなページ。

1.ソーチェーンの正しい目立て【仕組み理解編】
http://iwasashougo.com/weblog2009/blg20090321_1.html

こんなたくさんの要素を文章と写真だけで理解し、1本のヤスリでバランスを取
りながら削り込んでいくことなどはっきりいって初心者にはムリ。子どものころ
からわりと器用で凝り性だったわたしでも、WEBや書籍だけではできるように
ならなかった。

実際にやってみてからテキストにあたるほうが絶対にいい。しかも最初は徹底
的に集中してやる。10分でいいから連日やる。ヘンな形にチェーンの刃がゆが
んできたりしますが気にしない。1本つぶすくらい目立てをしまくる(どうせ
3000円くらいで買える)。すると形はまだ整わないかもしれないが、ヤスリで
金属をとらえる感覚が体にしみこんでくる。

薪ストーブユーザのチェンソーの用途はほとんどが玉切り(横倒しの丸太を切
断する作業)なので、刃がついていればチェンソーが勝手に木を切ってくれる。
あとは安全だけに気を配っておけばいい。

いつでも刃が付けられるところまで、とにかく早く到達しよう。薪ストーブユ
ーザにありがちなひと月に1回とかの目立て頻度では、なかなかこの段階まで到
らない。だからぜひ

「最初に連日やる」

これをお薦めしたい。

ここまでくれば後は簡単。玉切りの安全確保や技術はシンプルなのでWEBや
本で見ても分かるから。

あとは、せっかく付けた刃で地面の石を切ったり、土や砂だらけの丸太を切っ
たりしないように気をつけて。一瞬のミスで目立てのしなおしになっちゃうよ。

【週刊─月刊・岡本篤の加古川ワッチャー】
執筆・発行:LumberJacks加古川・岡本篤
okamotoatusi@gmail.com(講読解除・メアド変更はこちらへ)
675-0061兵庫県加古川市加古川町大野108-1
080-3769-8329
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用ください。
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引用終了

彼のメルマガはいつも、誰が興味あんねんというようなマニアックな内容。でも、なぜか、読んでしまうほど面白い。