スターバックス好きです

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烏丸三条店に続き、私の地元でも禁止事項が追加された。

土、日、祝日の12時から18時の時間帯、仕事や自習のために長時間利用するのは駄目ですよというもの。ここは烏丸三条店ほどではなく、PCを開いたら駄目とは書いていない。

まだ、地元の店舗は緩いというか、普通。絶対に駄目とは書いてなくて、長時間仕事をしてたり、自習をしている人にはこちらから声をかけさせてもらうと書いてある。

烏丸三条店での表示はPCの使用禁止と時宗禁止だった。それを見たときは納得した。忙しい時間に席を専用されたらたまったものではない。しかし、その納得が急に疑問にかわった。この店舗の表現をみたからだ。

仕事をしていようが、自習をしていようが、ひとりで読書をしてようが、友達と話していようが、席を占有している時間に違いはない。クライアントの商談の前に1時間だけ、商談書をまとめようと私と、韓流スターのはなしを3時間話続けているご婦人がた、あるいは、分厚い本を読み始めて2時間、ようやく読み終えて席を立つ東野圭吾ファンのOL。

誰が一番回転率を下げているのか。それぞれ、二人掛けのテーブルを占有しているとする。

私は1時間。ご婦人は二人なので一人当たり1,5時間。OLは2時間だ。それなのに、スタバが禁止するのはPCを開いている俺だけ。現場で使う機械をカナヅチを使って修繕しているわけではない。おしゃれなマックを開きだまって、キーボードを叩いているだけだ。

確証バイアスが働いている。自習や仕事をする人は必ず長居するというバイアスだ。実際統計をとるとそうなのだろう。だから禁止する。周りの人から見ても解りやすい。あいつ、勉強しとおる、パソコン開いとおる、絶対に長居する。という感じだろう。

そうこう思っているうちに地元の店の表示にも違和感を覚えてきた。長時間にわたって仕事をしている人と自習している人にスタッフが声をかけると書いてある。

仕事している人と、そうでない人、彼らはどのように判断するんだろう。自習はわかる。問題は仕事だ。俺は解りやすい。PCを開いているから、声をかけやすいだろう。

「あそこの入り口に座っておられる殿方はいいのですか?僕より前に来ていますよ。それなのにあの方はいいのですか?」

「あの方は仕事されていないので」

「ご存じないのですか、あの方は、有名な哲学者ですよ。哲学者は考えるのが仕事です。おそらく彼は仕事の虫なので、今も仕事中ですよ。私はルールに従ってでますが、あの人にもお声かけくださいね。」

と言ってしまいそうである。実際私は著名な哲学者を知らないのでそんな事はおこらないが、ニーチェやソクラテスが座っていたらきっとそういう。

とはいえ、わずか300円のコーヒー代で素敵な空間を使わせてもらっている。回転率をあげないと、商売にならない。今回の規制も、わかる。実際にPC使う人や、自習する人は席を1人で使う率が多い。2人用の席10個が全部一人で使用され、どこも2時間以上となると、成り立たない。

1時間たったらおかわりするとか、こんで来たら場所を変えるとかの配慮はいるだろうと思う。

店がこんで来た。そろそろ帰ることとしよう。