資格と仕事の微妙な関係

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なにかを持っているから安心とかはない。資格はとてもいい。私も資格をもっている。

でもそれは免罪符ではない。国家資格から民間の資格まで、それがないと業務に携われないものもある。車の免許や医師、弁護士、税理士、薬剤師などなど。それらの資格は持っていないとその業務に携わっては行けない。

国家資格の医師免許がないのに、おれは人の体を切るのが得意だと理由で盲腸の手術をしてはいけないのだ。

では医師の資格を持っていると必ず仕事にありつけるのかと言うことはない。逆は成り立たないのだ。でも、これさえ持っていれば大丈夫と毎日のようにCMが流れる。それが本当かどうかは、我々が判断するしかない。何千万円というお金を投入してCMしているのだ。商品が売れないとはなしにならない。「資格をもってたとしても必ず仕事がもらえるとは限りませんよ。そんなに甘いものではありません。持っていていも仕事があるかどうかわからない、思考芸人1級。あなたもとってみませんか」と宣伝しても誰もコースを受講しない。

逆に凄い技術やスキルを持っている。営業力もあるので商売が上手。そういう人が何らかの資格を持っていたらとても有力な武器になることがある。

資格と言えるかどうかわからないが、私英語ペラペラです。え、TOEIC?なんですかそれ、というより、TOEICですか、970点ですというと説得力をます。こういうと、TOEIC970もってたら英語の仕事バンバンというかんじもするが、実際は違う。逆はなりたたないのだ。

資格は絶対にいいとおもう。ほとんどの場合、それをとるために猛烈に勉強する。そのこと自体が財産になる。かといって、とったからといってそれに関する仕事がばんばん入ってくると言うことはない。

ここの見極めは本人がするしかない。

私は最近この手の相談を受けることが多くなった。この資格取ったんですけど全然集客できなくて。それはまた別の話し。

お客さんをとろうとしているあなたがお客さんになっていませんか。

注意しましょう。