22年間売りまくってきた。
3年のブランクを経て、また売り始めた。再開したては、いまいちカンが働かなかったが、最近はバッチリ戻ってきた。まあ22年間毎日毎日、朝から晩まで、上司に媚を、クライアントに魂を、客に商品を売りまくってきたからねえ、そりゃもう売ることに関しては超一流ですよ。
お店に入っただけで、店の空気を感じとり、その雰囲気により、売りたいと思っていた商品から、向こうが望んでいるだろう商品に変更するなんて芸当もできる。
「またあんたか。先週来たとこやろ、もうええから帰り」
と門前払いされたクライアントに
「いやいやいや、今日はねえ、社長。売り込みちゃいますねん。ちょっとおもしろい話がありまして」
と言葉巧みに、揉み手で近づき、最終的には6ヶ月在庫のあるところに1年分買ってもらうなんて商売も不可能でないと、商談を決めてくる。まあ20年もやっていれば、商品を売るだけなら、そんなに難しいことはないのが実際のところだ。
まあただ、それが押し売りではないかと言うと、半年在庫あるところに、1年分いれるのだから、それは押し売り以外何ものでもないが、それでも、その時は、まちがいなく先方は納得して買っているのだから、ベテラン営業マンの商談力というのはすさまじいと言わざるを得ない。
(photo by Atsushi Okamoto)
実際に新人営業マン河村操の数々の失敗談からわからるように(新人営業マン河村操の失敗談は、こちらのメルマガにたくさんあるのでおよみください)ひどかった。まったく何もできないどころか、セールスとしては最悪の状態で入社してきたのだ。
それでも、なんとか年数を重ねていく内に、売れないものはないのではと言われるほどのベテランセールスマンになったのだから、まあ、誰でも、やりかたを知れば、モノが売れるようになるのは間違いない。
そのためには、段階を踏んで、ステップアップしていくのが一番だが、それについては、このブログで、どんどん配信していくのでお楽しみに。
いずれにせよ、起業したら、商品やサービスを売らないと話にならない。週末の、強み発掘セミナーや、天職探しにでたって、それが、最高にすばらしいものであっても、何かを売らないと商売にならないのだ。
あなたがほうって置いても売れる商品やサービスもっているのならいいけど、そんなことはないでしょう。だったら、売る術をまなばないことには、お話にならないということなのだ。
さあ、もうセミナーはいいから、仲間とのハイタッチはほどほどにして、自社の商品やサービスのすばらしさを、どう伝えて売っていくかに注力しようぜ。
でないと、会社なんてあっというまにつぶれちゃうぜ。なんだっていいから、あなたが売ろうと決めたものを、売ろうと思え。
それが、商売の基本であり、全てなのだ。強み発掘セミナーで、集客しなくても売れるセミナーで、一番儲かるのは、一番得するのは誰かを冷静に考えてみたらいい。おのずとやるべきことが見えてくるはずだ。
最低でも5年はかかるよ、セールスの術をマスターするには。だったらとっとと始めるほうがいいじゃないか。