最適マン。
ベテラン営業マンでスーパー凄いセールスマンのことをわたしはそう呼ぶことがある。
すごいセールスマンは、場の空気を読む力が半端ない。例えば小売店に営業をしているメーカーの営業マンだとして、その人がスーパーセールスなら、毎度ありがとうございますと店に入った瞬間に、その日の店の状態を把握する。
いつも目を見て元気にあいさつしてくれる吉田さんは一瞬しか顔をあわさない。店長は、入ってきたのがわたしだとわかると目をそらせて、下を向いて奥に入っていく。
逆に、いつもものしずかな奥さんのテンションが異様に高い。なるほど、これは、社長がスタッフをどなりあげたあとだな、と予想をたてることができる。
その状態を一瞬で把握したスーパーセールスマンは、その瞬間に誰にどういう言葉をかけようかということを判断する。彼は吉田さんのところにいって「吉田さん、先日頼んでいただいていた商品サンプルです。数があまりないので、吉田さんにお渡ししておくので、適当に分配していただけますか」と声をかけた。
これにより吉田さんの顔が少し晴れ、目をそらしたことが気まずかったのか、セールスマンにお詫びをした。吉田さんが元気になれば、この店の雰囲気は回復していくのを知っていたベテランセールスマンは、その時にとる最適の策を講じたのだ。これが、
最適マン
だ。その瞬間に最適な解を出し、最適な言葉で、最適なタイミングで、コミュニケーションをとる。色々考えた結果、セールスマンが最終的にする仕事はここに集約されるのではという結論にいたった。
怒っている人の気持をなだめる言葉はなにか、何もできず動けない人へいう一言は、今ここで言うべきではないと思ったら何も言わないのも最適解だ。
相手が望んでいるものを最適なタイミングで提供する。これができる人が、きっと世の中に求められるし、最高のセールスとして君臨するのではというのが、弊所河村総研の結論だ。
だから、ものをうるセールスはそこを目指そうねというのが、弊所がおとどけするあやおプログラムなのだ。
と簡単に書いたが、そこに至るのは並大抵ではない。10年20年続けても結局たどり着けずセールス人生を終えたという人も決して少なくないだろう。最低限しないといけないところから始め、やってはいけないことを排除し、まずは普通のセールスマンになるというところから始める必要がある。
それができたら、次には徹底的にハウツーを学ぶ。優秀なセールスがやっている、ことを徹底的に学び実践し、身につけていく。それを何度も繰り返し、徹底できたら、いよいよ上級コース、最適マンになる方法を学び、それを未来永劫実践するのだ。
もしかしたら究極の最適マンにはなれないかもしれない。でも、そこに近づこうという熱意と思いがあれば、相当上にはいける。少なくとも同じ会社やライバル会社には、絶対にまけないという位にはなるだろう。それほどすごいものなのだ。
弊所のプログラムでは、究極的にはその最適マンになってもらうように指導する。かなり厳しいものにはなるだろうが、あなたに売れないものはなくなるほど凄いことになるだろう。もちろん、異性にもてるようになり、あらゆるところで、尊敬されることになる。
なにせ、その場で必要な、最適な解をだすのだから、重宝されないわけがないのだ。
さあ、今すぐにはむりだろうが、その入口に立つことは今日からできる。あなたも最適マンになるべく、最初の一歩を踏み出そうではないか。
1 人としてセールスとして最低限しなくてはいけないことを学ぶ
2 セールスマンが身につけるべきhow toをみにつける
3 最適マンを目指して観察眼や洞察力をみにつける
これが成功の3ステップだ