「河村操みたいになりたいんです」という人が今までに5人いた。大丈夫なのか?

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コーチングというのをやっている。

居酒屋の裏メニュー的なもので、おおっぴらには募集していない。ブログとかメルマガで、コーチングというものを受けたことがあり、興味があると書いているのをどこかで読んだ人から問い合わせがある。

「河村さんってコーチングみたいなのやってますよね」
「まあ、あるっちゃあ、ありますけど独特ですよ」

と言った会話からコーチングがスタートする。ありとあらゆる自己啓発の本を読み、心理学とカウンセリングの本とか、コーチングのセミナーとか、コーチみたいなのになれる資格セミナーとかにもいった。

そういうものに触れたことがなかった俺は大いに感動し、それが今の生きかたの一部を形成しているのは間違いない。ところが、どのコーチングも最後の最後で、わたしの最後の疑問を解決してくれなかった。

わたしが知らないだけではと思い、文献やネットを調べまくったが、どうしてもひとつ足りない。なので、わたしはオリジナルのメソッドを作ることにした。それが仏教とか哲学をベースにしたもの。もちろん、本格的に仏教も哲学も勉強しているわけではないので、参考程度に、いいとこどりしただけなのだが、それを加えることで、生きかたに整合性がでてきた。

もともと大の理屈好きのわたしにとって、つじつまがあわないと、そこから先に進めないのだ。だから、これは非常によかった。そして、ついに完全オリジナルのコーチングメソッドが完成したのだ。

すると、それができるかできないかのタイミングでクライアントさんからオファーがあり、はれてそのかたが1人目の受講者になった。まもなく卒業して無事に幸せに生きておられる。

そして先日2人の生徒さんが卒業した。ひとりは完璧に迷いがなくなり、もうひとりは、これから、セルフコーチングによって、ブラッシュアップしながら生きていく。

これでトータル5人のかたが、河村操みたいになりたいと言ってコーチングを受け、河村操みたいに生きて行っている。
究極の普通
ちなみにこれは地上最後の楽園と言われていたバリの海。バリの海をも冬の日本海の景色にみせてしまう河村操。

こんな人間が量産化されてよいのだろうか。やはり、このプログラムは裏メニューとして置いていくほうがいいだろう。