ありがとうと言う気構え

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競合が出てきた時に、ありがとうと言える気構えやマーケティング的な高い感性を持っておく必要はある。とくにその市場が成熟していないなら。

どういうことか。例えば、最近私はコーチングのプログラムを作った。そして人生に悩める人や、理想の生き方を求める人、もっと楽しく人生を過ごしたいという人に、こうやって考えて、こう生きれば楽しいぜってのを教えている。それをコーチングと言う。

ふーん、そういうのがあるんだって思った人も多いと思う。このコーチングというのはおそらく欧米から入ってきている。欧米ではもっと市民権を得ていると思われる。ところが日本ではまだ、そんなに浸透していない。コーチングに携わっている人たちが思っている以上にマイナーだ。ここにきてようやく企業がそれを採用するようになり、知名度もあがりつつあるが、それでも、まだ、おれコーチやってるんだよって言えば、え?野球かなんか?と言われることが多い。

(写真はイメージです)

そういう市場で業界に新規で競合が入ってきた場合は、むしろ歓迎したほうがいい。参入が多くなったことによりマーケットがでかくなるからだ。もちろん、その中で勝ち残っていくとなると、それはそれで大変だが、まずマーケットを存続させるというのがないと、生き残るもクソもないのである。

最近の例では炭酸水のマーケットだろう。ここに来て、水という水が炭酸水バージョンを出してきている。わたしは炭酸水についてはアーリーアダプターで、とても高額な炭酸水ペリエと、イタリアから輸入された少し安い炭酸水しかないときから、飲んでいた。それは、もう確保に苦労した。安売りの時にまとめ買いというスタンスだった。それが、今では簡単にコンビニで買えるのだ。データーはとってないがペリエの売上も伸びているのではと予想される。マーケットがでかくなったからだ。

急にプログラムなんか組んでできるのかって声もきっとあるだろうが、コーチングは人の心や考え方に介在するもの。そもそも正解なんてない。色々なやり方があってしかるべきだ。これは合いそうだなってのを受ける人が選べばいいのだ。新規参入をむしろ歓迎すべきなのだ。

くそーあいつも参入してきたかではなく、おお、お前もやってくれるのか、ありがとう。書きまくってコーチングのマーケット大きくしてくれと手放しで喜ぶべきである。当然、そこは玉石混交になり、評判を落とす事例もでてくるが、それを差し引いても、メリットと見るべきだと私は思うがいかがだろうか。